2021.07.01 夜 酸味と旨味のバランスが最高。名物は黒酢の酢豚。@新富町 湯浅 中華料理 築地・湾岸・お台場 10000円〜29999円 ★★★☆☆ 今回ご紹介するのは中華料理店『新富町湯浅』。文字通り新富町にあり、湯浅大輔シェフのお名前が屋号になっております。千駄木の「天外天」、銀座の「筑紫樓」、三田(現在は赤坂)の「桃の木」などで修行。修行先のジャンルを見ていくと、四川・ミックス・広東などと幅広いジャンル学んできたことがうかがえます。コースの中でこの経験を遺憾無く発揮、またそれぞれの店のエッセンスも感じ取れます。 例えば、「黒酢の酢豚」今回のコースの中で圧倒的な存在感を誇ったのが酢豚。桃の木でも名物としての位置づけの一品。実はミトミえもん、味覚の中では強い酸味に過剰に反応してしまう習性がある。その舌にあって、酸味と旨味のバランスが秀逸なのだ。肉を酸味というよりコクでコーティングしているようない印象です。肉自体も柔らかく豊潤な脂が黒酢のソースと上手に一体化しているのです。 例えば、「吉切鮫胸鰭と黒モチ米のスープ」筑紫樓の代名詞とも呼ばれるフカヒレ。これは逆に修行先のアウトプットとは全く異なるもの。金華ハムなどによる上湯スープの恩恵を受けるフカヒレ。また、黒モチ米で作った料理も鍋に隠れておりますが、これが柔らかいハンバーグのようで美味。その隙間にはきっちりスープの味わいが浸透しております。 その他の料理のラインナップはこちら。 「クラゲの四川ピクルス巻き」 「枝豆」紹興酒で漬けたというユニークな一品。お酒との相性は疑う余地なし。 「よだれ鶏」 「穴子の発酵唐辛子蒸し」しっとりとした食感に辛さというアクセント。 「甘鯛の香港風」 「蟹と干貝柱の炒飯」お手本のようなパラパラ炒飯。大胆なカットの干貝柱が味に食感に存在感 「デザート」香港式チーズケーキと紹興酒のアイスクリーム — 新富町 湯浅03-6222-8677東京都中央区新富2-7-4https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13231936/