2021.05.13 夜 あなたは冷麺とビビン冷麺どっちにする?@チョンギワ 新館 韓国料理 赤坂・永田町・溜池 3000円〜4999円 ★★★☆☆ 赤坂はご存知、韓国料理の激戦区。その中にあって2号店を出せるは人気の証拠。本館と新館の2店舗を展開する『チョンギワ』、今回はその新館を訪ねます。 ちなみに、チョンギワとは、韓国語で”青い瓦”という意味。韓国の大統領官邸の屋根の色で、これを表現する言葉なんだとか。壮大ですねぇ。アメリカならホワイトハウス、ロシアなクレムリン、日本なら首相官邸って言ってるようなもんだ。 2号店を出すまでの発展に寄与しているのは「冷麺」。特に、真っ赤なアウトプットのビビン冷麺が人気でございます。両方に共通して極細の麺が特徴的。それでいて驚くほどのコシが強く、カットにハサミが必要なほど。秘密はサツマイモの粉のデンプンなんだとか。このコシの強い麺が冷麺やビビン冷麺のスープの味わいを楽しむ装置としても機能していきます。 まずは、冷麺。 氷でシャリシャリのスープの中に浮かぶ例の冷麺。その上には薄切りの胡瓜と牛すね肉、それに茹で卵が重ねられております。スープは牛肉や野菜の出汁が土台になっているようですが、氷の影響もあってかさっぱりとした味わい。氷が口の温度で溶けていくとともにほんのりと旨味が残ります。トータル的には薄味なので、酢と辛子を上手に活用しましょう。この時期ぴったりの爽やかな冷麺でございます。 続いて、ビビン冷麺。 ほんのり系の味わいだった冷麺に対して、攻撃力のあるアウトプット。第一印象は甘さ、続いてニンニクやごま油の強い風味、最後には韓国らしい辛さが全力で追いかけてきます。これらの味覚を、コシのある麺が強調しているようです。単純な咀嚼時間が口の中での素材のマリアージュに貢献しているのです。辛さが苦手なんて人は、ここにも酢を入れて辛さを中和していくことをおすすめします。 さぁ、あなたは冷麺とビビン冷麺どっちにする? — チョンギワ 新館050-5456-9152東京都港区赤坂3-12-7 赤坂ソシアルビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13002835/