神楽坂の小料理屋の名物は、ピザごはん！？＠め乃惣

神楽坂には石畳の細い路地が迷路にのように入り組み、風情のある景色を作り上げます。

今回ご紹介する小料理店の『め乃惣』、こちらも神楽坂通りから小路を入ったところにございます。ご主人は同じく神楽坂の老舗料亭である「うを徳」のご出身で、昭和51年に独立。ご出身というのは技術を学んだだけでなく、血も分けた息子さんという意味。ちなみに、うを徳自体はご長男が継いでいるそうですが、め乃惣のご主人は次男にあたるそうです。ちなみにちなみに、明治の文豪び泉鏡花の小説「婦系図」のモデルは先代で、小説内に登場した名前がめ乃惣なのだそうです。こんな歴史的なエピソードも神楽坂っぽいですね！

名物は海老真薯。ふわふわな質感は名物にふさわしいもので、卵の存在感が強い印象。黄色いし。ふわふわ感を向上させる秘訣は油に卵を加えることなんだとか。油自体が調味料になっていたり、ソースで食べても塩で食べても美味。

オリジナル性の高い２つの料理も人気。１つは「ピザごはん」だが、そこのあなた、今絶対まずいと思ったでしょ？笑　これは先代が考え出したものだそうで、ピザ型の焼きおにぎりをイメージしてもらえるといい。香ばしい醤油の香りとパリパリな食感、大葉やちりめんジャコなどがアクセントを務めます。これは子供も喜びそうなシルエットですね！

もう１つの人気は、締めを担う「涼風中華そば」。その名の通り涼しげな中華蕎麦で、すっきりとした出汁の旨味がその印象を作ります。さっぱりの中でも高菜が仕事をこなすなど、面白い仕上がりになっております。

その他、前菜、刺身、お椀、焼魚など安定の料理が並ぶ。

金額的にも昨今の高級日本料理単価と比べればかなりリーズナブルといっていいでしょう。ご馳走様でした！

め乃惣
050-5592-7848
東京都新宿区神楽坂4-3
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13011420/