サルデーニャ料理で寿命が延びる！？@タロス

イタリアの半島の西方にある地中海に浮かぶ島、サルデーニャ島。
海に囲まれているので、やはり海産物が豊富で、ボッタルガ、いわゆる唐墨の産地として有名。そして、日本同様に島国であるがゆえに、独自の食文化が築いてきたエリアでもあり、フレーグラと呼ばれる粒々のパスタなどは特に個性的です。そんな魚の卵という意味を持つフレーグラを名物とするサルデーニャ料理の店が渋谷にある。名前は『タロス（Tharros）』、島内にある遺跡が屋号の由来だ。青と白を基調とした空間は、サルデーニャの豊かな自然を投影しているのでしょう。

まずは前菜の盛り合わせで乾杯。アオリイカや黒バイ貝などの海鮮に、スパイスを絡めた人参のラペなどがワインを進ませます。ちなみに、サルデーニャ島はイタリアワインの産地としても有名だったり。サルデーニャ名物であるボッタルガたっぷりのスパゲティもワインに合わせたい一品。彼らの持つ塩気はワインのためにあるといっても過言ではない。

そして、名物と称される魚介を使ったフレーグラがこれ。クスクスのような雰囲気だが、やや大きめで、それに比例したようなもちもちした食感が特徴。貝類の旨味成分が一粒一粒に浸透しております。

お腹に余裕があれば、マグロのトリッパを使ったアラビアータ煮込みにも食べてほしい料理の１つ。牛肉の胃袋を使うのが一般的ですが、マグロの胃袋を使うところが島国のオリジナリティーを反映しているかのようです。言われなければ気づかぬほどハチノス的な印象で、アラビアータの辛味と酸味を堪能する咀嚼時間を我々に与えてくれます。

サルデーニャ島と日本の共通点を最後に１つご紹介。100歳以上の長寿の多い、長生きの島なんだとか。野菜に海鮮に、綺麗な海に美味しいワイン。そりゃ、寿命も伸びるでしょうよ！島国、バンザイ。

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タロス
050-5457-0333
東京都渋谷区道玄坂1-5-2 渋谷ＳＥＤＥビル　１Ｆ
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13046432/