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2021.03.03 夜

タイトル総なめの期待のレストラン@Ode

フレンチ

渋谷・恵比寿・代官山

10000円〜29999円

★★★★☆

広尾の商店街を抜けた一角、レストラン界におけるあらゆるタイトルを手中にしたレストランがある。ミシュランガイドの星を獲得し、Asia’s 50 Best Restaurantsにランク入り、その才能に将来を期待するゴ・エ・ミヨの明日のグランシェフ賞、そして、食べログのアワード。いま最も活躍するレストランの1つといっていいでしょう。レストランの名前は『Ode』、店名は抒情詩を意味するそうです。そのストーリーを紡ぐのは、料理だけではなく、生産者やワイン、器や内装など全て。その感謝と尊敬を示すように、生産者を紹介する動画を机上に用意してございます。

店内はグレーを基調としたモダンな空間。コの字のカウンターからのぞくオープンキッチン、ここで働く皆さんもグレーの服を纏う。トーンの落ち着いたグレーに統一された世界観は、自然と料理と真摯に向き合わせるよう。グレーはただの”背景”におさまることなく、主役の役割はも担う。それがスペシャリテを担う一皿、その名もずばり「グレー2020」と名付けられます。レストランの壁を崩して重ねて集めたような、レストラン全体を一皿に集約したようなアウトプット。グレーの正体は鰯のあらゆる部位を使ったメレンゲのチップス。この瓦礫の下に、鰯や牛肉が隠されております。色のないのに華やか、そんなスペシャリテでございました。

個性豊かな遊び心のある料理は、”うまい”や”美しい”の他に、”楽しい”や”面白い”も提供してくれる。そんな料理を手がけるタイトル総なめのシェフ、生井シェフが綴るこれからの叙事詩が楽しみでなりませんね。ご馳走様です!

料理のラインナップはこちら。

「ドラ○ンボール」もう1つのスペシャリテ。可愛い料理はあのボールのオマージュ。イーシンチュウの中にはオマールのビスクが包まれます。7つ集めてこれをたくさん食べる願いを叶えたいものです。


「白菜のマリネ」白菜のマリネやアンチョビをミルフィーユのように重ねます。グレープフルーツの酸味やハーブのリキュールなどを小さい中に様々な味覚を用意。


「ビーツ」またまた可愛らしいアミューズが登場。料理の中に赤ワインを使うなど、ペアリングへのブリッジ効果もあり。


「タルト」最後のアミューズ。タルトの上に、アオリイカのタルタルに青唐辛子、ケールに塩レモンソース。
「温かいデニッシュ」いわゆるパイ包みのような一品。中身は穴子で、いぶりがっこのバターソースがいい意味でマヨネーズのようなジャンク感を作る。洋風なビジュアルだが、全体的な印象は和風なテイスト。


「真鯛」ワカメの香りをうつした真鯛。春野菜たちの甘さがソースの役割。


「鴨」京都産の鴨にココナッツクリームの泡。生姜のソースの味わいがきりり。
「おやき」鴨の内臓のコンフィ内蔵。赤ワインベースで。


「ミルクアイス」

Ode
03-6447-7480
東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13213368/

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