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2021.02.18 夜

美味しい料理と心地いい接客に、心が富む。@まる富

日本料理

四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋

10000円〜29999円

★★★★☆

ミシュランの1つ星を獲得する日本料理店『まる富』へ。


場所は曙橋の路地裏にあり、全体的な印象は”優しい”空気感。空気感を作るのは実直な印象の大将、心配りの行き届いた女将さんの接客に他なりません。そんな人柄は料理にも反映され、季節の食材達が丁寧に料理されております。

中でも印象的だったのが肉料理の存在。一般的に日本料理の主役は魚介だと思うが、印象的に肉を使った料理を登場させます。なんでも大将のご実家が岩手県で精肉店を営んでいるのだとか。ご自身の経歴がしっかりと料理に反映される、実直な印象の大将らしい選択です。ちなみに、肉料理は座附から始まり、牛出汁を使った煮麺、メインの焼き物と散りばめられております。

そんな料理のラインナップはこちら。

「座附」和牛、京菜花、辛子和え、蕗スライス。肉の先付も意外だが、チーズを使うのはさらに面白い。

「椀替り」蛤、朧蒸し、百合根、叩き木の芽。蛤の出汁でよせた一品。出汁の旨味が百合根の甘さをコーティング。

「造里」鯛(淡路島)、細魚

「煮肴」のどぐろ煮付、竹の子、葱、針生姜。のどぐろの脂のノリは最高レベル。コラボした生姜と葱がバランスをとる。

「凌ぎ」牛出汁煮麺 鴨頭葱。牛出汁だけではなく、鮪出汁も合わせて深みを設計。

「揚肴」帆立、キャビア、独活。レアでしっとりとしたアウトプット。

「冷肴」車海老、子持ち槍烏賊


「肉肴」和牛ヒレ肉野田焼。野田焼とは野田の醤油を使うから。関係者への感謝を感じさせます。

「食事」鯛と筍炊込みご飯


「デザート」季の実、白ワインジュレ

まる富
03-6273-1003
東京都新宿区住吉町2-18 ウィン四谷 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13158579/

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