2021.02.12 昼 このラーメン、人気が出ないわけがない!@らぁ麺や 嶋 ラーメン・つけめん 新宿・代々木・大久保 1000円〜2999円 ★★★★☆ 2020年6月、業界で話題をさらったラーメン店がオープンしている。大江戸線の西新宿五丁目駅から徒歩数分のところにある『らぁ麺や 嶋』の話。 「支那そばや」や「かしわぎ」といった名店で腕を磨き、ラーメン業界の最も権威のある賞レースの1つTRYの新人大賞を獲得するなど、出自もキャリアも申し分がない。目立った看板や暖簾はなくとも、その存在感は実績と長蛇の列が作り上げております。ちなみに、屋号は店主のお名前から来ているのだが、その筆文字はラーメンの鬼と呼ばれた佐野実氏の奥様のもの。修行先が満を辞して送り出したというところでしょうか。 特製醤油らぁ麺、1180円也。 醤油が芳醇に香る濃厚な醤油色のスープ。目にも鼻にもカエシの印象が強いが、舌にも同じ印象。ブレンドされているだろう醤油だが、一塊となりかなり濃い印象を作り出しております。スープの土台には鶏ベースの旨味や魚介の旨味がバランスよく作用しているが、やはり余韻には醤油感が残るのが特徴です。 麺はつるんとした肌感で伸びるようなコシを感じるもの。濃厚な醤油スープがこれをコーティングし、アタックにはスープの風味、余韻には小麦の甘みが広がっていきます。スープとの相性はバッチリといっていいでしょう。 トッピングは特製の名にふさわしい充実度。特にチャーシューがユニークで、豚チャーシュー3種と鶏チャーシューの計4つが並んでおります。見た目にもわかるように、それぞれに特徴があり、脂身を楽しませ、香ばしさを付与し、チーズのようなコクを担わせる。その他、海老雲呑、肉雲呑、細切りメンマ、味玉と、想像しうるトッピングは全てここに集まっております。味がしっかりとついたメンマは単体ではつまみのようであり、全体の中では味変の役割を果たします。このトッピング内容での金額も破格といっていいでしょう。 人気が出ないわけが、行列ができない理由がない。そんな新店でございました。ご馳走様です! — らぁ麺や 嶋東京都渋谷区本町3-41-12https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13247487/