2021.02.08 昼 昭和の味が令和に復活@共楽 ラーメン・つけめん 銀座・新橋・有楽町 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 1956年創業のラーメン店『共楽』。銀座の発展を見守り続けた老舗でございます。 店主の高齢化や建物の老朽化などで、懐かしい光景がどんどん失われていくが、ここ共楽も例外ではございませんでした。建物の工事のため、2016年に一時閉店。だが、工事を終えた後も復活の気配がありませんでしたが、3年後の2019年に見事に復活を遂げております。そして、新共楽の厨房には三代目の姿が!嬉しいではありませんか。昔ながらの味が守られることは、文化が継承されると言っても大袈裟ではありません。 謎のシステムも健在。店内には券売機があるが、口頭で注文すると店員さんが購入してくれるシステムは相変わらず。共楽の名物と言われるワンタンがたっぷりの「チャーシューワンタンメン」をいただきます。胡椒がバッチリきいたワンタンが主役にも、調味料的な脇役にもなるんです。そして、このワンタンに進化の様子が!製麺所の仕入れから自家製となり、もっちりとした歯応えが生まれております。老舗の暖簾に甘んじているわけではないようだ。素晴らしい。 スープはやはり”懐かしさ”を感じる和風の醤油スープ。動物系の旨味と煮干しなどの魚介の旨味を上手に握手させております。少々の塩気の強さもまた昔ながらのラーメンの重要なスペックでございます。同じく自家製麺となった中太タイプのストレート麺は、少し柔らかめですが、この食感が一体感を生んでいるような印象です。チャーシューも低温調理って何?と思うような噛み応えがあり、咀嚼の先に濃厚な味わいが感じられるもの。丼の中で重要な役割を担っております。 昭和創業のラーメン店、平成を超えて、令和に至る。ランドマークになるような新しいビルができればできるほど、その存在価値が高まっていくように思います。ご馳走様でした! — 共楽03-3541-7686東京都中央区銀座2-10-12https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002327/