2020.12.18 夜 握り寿司の発祥は両国!?@鮨 北條 寿司 両国・錦糸町・小岩 10000円〜29999円 ★★★★☆ 両国のイメージといえば相撲、食べ物ならきっとちゃんこ鍋が第一想起されるでしょう。実は日本人の食文化にとって最重要とも言える”寿司”の発祥もここ両国なのです。細かくいえば、与兵衛鮨と呼ばれる江戸前の握り寿司の大成したのがこの地とされております。そんな両国の地に2年前にオープンした鮨店『鮨北條』をご紹介。ご主人は都寿司のご出身で、名店「すぎた」の弟弟子、同じく名店「鮨はしもと」の兄弟子に当たる。人当たりの良さは共通点で、寿司のクオリティーもまた同じく高い。それでいて、価格はリーズナブルというおまけ付き。握り寿司はもともと大衆的なものでしたが、いつの間にか高級料理になってしまいましたからね。なんてありがたい。 つまみも握りも総じてレベルが高く、季節柄もあろうが日本酒との相性にアジャストしているネタが多い。そして、これに合わせる女将さんが用意してくれる日本酒は質も量も充実しております。随所に他店で見ない新しいアプローチも見られ、特にポン酢の酸味がキュッと締めた鱈白子入りの茶碗蒸しなどは絶品でした。 都寿司チームの看板メニューである小肌と薬味の巻物も健在です。 個人的には身を肝を皮を、とカワハギの三段活用がお気に入り。 身を肝醤油で食べて、残った肝醤油には皮を投入して余すこと楽しませます。それにしても日本酒が進むなぁ。笑 握りは赤酢のシャリで、脂ののったネタ達との相性はバッチリ。少々大きめなシャリですが、これもまた伝統的なニュアンスを感じます。大昔はシャリっておにぎりみたいな大きさだったらしいし。つまみも握りも総じて美味しくいただきました。本場なのに穴場、発祥の地で美味しいお寿司屋さんを見つけました。料理のラインナップはこちら。「雪菜」仙台産 「白甘鯛」 「真つぶ貝」 「太刀魚」焼物 「鮟肝」 「真鯛」 「背とろ」 「赤貝」 「赤ムツ」 「海鼠」青森産 「馬糞雲丹」 「大トロ」 「小肌」 「穴子」 「干瓢巻き」 「玉子」 「蜆椀」 — 鮨 北條03-6659-9300東京都墨田区両国4-28-2 小谷野ハイツ 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13228747/