2020.12.05 夜 トップクラスのネタと技術。これを堪能するのに横浜は遠くない。@なか條 寿司 横浜市 30000円〜49999円 ★★★★☆ 横浜市の関内から数分、裏路地にある寿司の名店『なか條』へ。大将の中條氏は、神奈川県内の市場ではなく、日本最高の卸市場である豊洲に毎日顔を出す。その努力のおかげもあってか、我々は最高峰と呼ばれる「やま幸」の鮪や「はだて」の雲丹がつけ台の上に並ぶ。 豊洲の1番はここに流れる、という声もあるほどの名店なのです。その大将は1962年生まれ、惜しまれつつもお亡くなりになられた「海味」の長野氏、ハワイの地で挑戦を続ける「すし匠」の中澤氏などのレジェンド達と同い年。お二人とも親交があったそうで、まさに仲間と書いてライバルと読むような関係なのでしょう。この世代は、確実に寿司業界の当たり年といっていいでしょう。 全体的な味わいとしては”酒飲み”にアジャストしたようなアプローチ。季節柄、そういうネタが多いことを差し引いても、塩気や味わいには強さがございます。そして、自慢の鮪は大船渡の定置網のもので、大将の説明っぷりに自信がうかがえます。 つまみの流れの中にトロの巻物が挿入されているところもその表れの1つ。鮪の脂と酸味、それに醤油の塩味が一体になってもう絶品。シャリは存在するが、間違いなく”つまみ”の1つになっております。シャリは米酢と赤酢を使い分けておりますが、やはり鮪にはバシッときいた赤酢が似合う。 トップクラスのネタと技術。東京の皆さん、これを堪能するのに横浜は遠くはありません。だって、大将も毎日通っている道のりだから。おまかせのコースのラインナップはこちら。つまみ。「ハタ」 「鮑」 「カワハギ」肝ポン酢とともに 「カンヌキ」梅醤油で 「鰤」おろしポン酢で 「いくら」 「牡丹海老」 「松葉蟹の味噌和え」 「トロ巻物」大船渡の定置網 「鮟肝と白子」 「鰆」 「しらかわ (白甘鯛)」幽庵焼き 握り。「新烏賊」 「春子鯛」柑橘の香をまとわせて 「しらかわ」昆布締め 「鯵」 「金目鯛」 「鯖」 「赤身」 「トロ」 「小肌」 「小柱」 「雲丹」 「車海老」 「煮蛤」 「穴子」 「玉子」 — なか條045-671-9300神奈川県横浜市中区住吉町3-29 関内住吉ビル 1Fhttps://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14065294/