名水につかった鰻、実に旨い。＠吉田屋 美濃錦

水のきれいなところ、水の町である郡上八幡のキーワードやはりこれ。長良川、吉田川、小駄良川など三つの川が合流する場所にあり、自然と川魚を使った料理などが発展しております。岐阜で有名なのは、やはり鰻と鮎を置いて他はないでしょう。その２つをメニューの柱に置く明治13年創業の老舗『吉田屋 美濃錦』。

特にうなぎを目当てに訪れる人が多いのだとか。敷地内に井戸を引いておりますが、ご主人曰く、この水によってうなぎの身がしまり、ダシはうまみがよく出るのだとか。鰻は鱗を持たないために水の影響を受けやすいのだそうです。なるほど納得。

さて、前段が長くなりました。さっそく鰻をいただいていきましょう。

器からはみ出んばかりの「うなぎ丼」。いわゆる関西風の鰻で腹開きの地焼きの仕上げ、タレがそこに染み込んでザクザクした食感を楽しめます。皮目の食感が残っているのが印象的で、特にその部分の旨味が際立っております。

甘い甘いタレは食欲をそそり、されにタレの焼けた香ばしさは更にその印象を強めます。肝吸いの肝なども苦味と無縁で美味しい。名水につかった鰻、ご主人の言葉は信じるにたるものでございました。ご馳走様です。

—

吉田屋 美濃錦
0575-67-0001
岐阜県郡上市八幡町殿町160 郡上八幡の宿　吉田屋
https://tabelog.com/gifu/A2102/A210205/21000845/