2020.10.23 夜 名古屋の地に咲くTAKEUCHIの花@レストラン ラ・フロレゾン・ドゥ・タケウチ フレンチ 名古屋市 10000円〜29999円 ★★★★☆ 名古屋の人気フレンチ『レストラン ラ・フロレゾン・ドゥ・タケウチ (La Floraison de TAKEUCHI)』へ。”タケウチ”はシェフのお名前、本場フランスの三つ星レストラン「ラ・ピラミッド」や、国内でも同じく三つ星のジュエルロブション氏の主催する店で腕を磨いた本格派。そして、地元名古屋でいくつかのフレンチを渡り歩いて独立を果たす。”フロレゾン”とは、花の最盛期を意味しますが、まさにシェフの経歴が開花した結果がこのレストランということなのでしょう。 料理は、どれもモダンで華やかなものばかり。いわゆるモダンフレンチだと、味付けが複雑で素材が可哀想な場合も多い。だが、タケウチのアプローチはシェフの意図が良い意味で見えやすい。本場できっちり学んだだけあって、フランス料理の伝統を重じている事もあるのでしょう。素材それぞれの味わいをしっかり確認できるのも好感度が高い。それでは、料理のラインナップをご覧ください。 「秋の憧憬/キノコのバリエーション vers 2020」様々な木の子の共演による秋の景色を再現。可愛らしい3つのアミューズから始まります。セップ茸の土台に椎茸とラルド、6種類の木の子のテリーヌ、木の子とマリネと合わせたブランマンジェ。 「平貝のカルパッチョ仕立て」平貝のスライスの上に、絹さや、シャインマスカット、マイクロリーフなど綺麗な緑達が共演。全然出自の違う素材ならいい具合にマリアージュが実現できております。キャビアの塩気もいい仕事。 「ファアグラのア・ラ・ブランチャ」ア・ラ・ブランチャとは鉄板焼きの事。香ばしい表面がフォアグラのマイナスを上手に補填。黒無花果も同様にキャラメリゼの風味を上手に加点。 「手長海老のラビオリ」ビスクの泡のソースなので身とソースの距離が近い。こういうのが冒頭でお伝えした味付けの印象を作っております。 「クエと牡蠣のパナッシュ」低温調理による下記の柔らかさに悶絶。子供でも好きだろう味付けで、クエなどもグラタン風味に仕上げます。 「ランプ肉の炭火焼き」ボルドー風赤ワインソースに、赤ワインで色づけした岩塩。これもまた一体感を疑うべくもなし。 「デセール2種」 — レストラン ラ・フロレゾン・ドゥ・タケウチ052-218-6738愛知県名古屋市中区栄2-12-12 アーク栄白川パークビル 1Fhttps://tabelog.com/aichi/A2301/A230102/23048448/