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2020.05.26 夜

ゆっくりと広がる感動。絶品の日本料理、荒木町にあり。@多仁本

日本料理

四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋

10000円〜29999円

★★★★★

裏路地自体が街を構成するような荒木町。小さい料理店が軒を連ね、その実力に食通が集まってくる。どのお店も”ひっそり”という言葉がふさわしいが、今回紹介する日本料理店『多仁本』も例外ではない。素朴で質素な店内がかえって洗練された空間を作り、京都を思わせるような風情が店内に漂う。大将はミトミえもんと同世代の39歳、20代中盤で料理界に飛び込んだオールドルーキーながら確かな実力で迎えてくれます。ちなみに、格式の高い日本料理店の1つ滋賀の名店「招福樓」に学んだそう。
料理にも同じようなベクトルを感じます。いわゆる高級食材に頼ることなく、素材の旨味を足し引きして作り上げるアウトプットに高いセンスを感じます。派手さはなくとも、料理の中に確実に個性がこめられており、これがゆっくりと感動を広げていきます。そんな繊細な料理たちを1つずつご紹介させていただきます。
コースのラインナップはこちら。
「鮎の南蛮漬け」柑橘の爽やかな酸味で胃を起こす。スターターにふさわしい一品。

「鮑と冬瓜の葛椀」大原産鮑

「鮪」塩釜産の150kg。長芋をソースにして海苔の風味と共に。

「ぐじの鱗焼き」賀茂茄子の摺流しを座布団にして、雲丹をソースに。 

「お造り」アオリイカ、鯵

「仙台牛」旨味がギュッと出てくる赤身。飯蒸しは餅米と粳米の組み合わせ、ここに合わせたトマトが秀逸。 

「鰻冊そうめん」初夏を感じる一品。うざくに使う材料や酸を上手に使い、これをそうめんのスープにしても完成度の高いものに導きます。

「きんき」蛤出汁の餡がねっとりときんきをコーティング。旨味の足し算で舌を喜ばせます。

「食事」鶏肉、根曲がり竹、ごぼう。アクセントには実山椒が活躍。

「黒砂糖餅」

多仁本
03-6380-5797
東京都新宿区荒木町3-21 宮内ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13207060/

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