2020.05.17 昼 創業大正12年、老舗鰻の魅力とは。@赤坂ふきぬき 鰻 赤坂・永田町・溜池 3000円〜4999円 ★★★★☆ 赤坂にある老舗鰻店『赤坂ふきぬき』へ。漢字で書くと”富貴貫”、高貴で、それを貫くという意味があるそうです。なんだかヨーロッパの騎士のような立派な志ですね。創業は大正12年という歴史があるだけに、こういった志こそが商売にとって一番大切なことなんだなと再確認。 赤坂はビジネスマンの多いエリアでもございますが、そこに寄り添うような金額設定と提供スピードは魅力的。高騰を続ける鰻だが、ランチのうな重は1980円とリーズナブル。両面ではございますが、鰻は蒸し置きのようで提供スピードが速く、ランチでさくっと食べられるのはありがたい。 松!ランチ以外では、上から菊、松、竹と用意があります。ちなみにこれは「松」のうな重(4800円)。違いは鰻の大きさではなく枚数だそうなので、味には大きな差はないでしょう。ただ、尾側の厚みはやや心許ないので菊や松の方がより魅力を楽しめることでしょう。 タレは継ぎ足しとのことですが、味付けは濃厚なものではなく、きっちり鰻を味わうことができるタイプ。江戸前のアウトプットだが、柔らかすぎることもなく、一定の食感を残します。 これもまた鰻本来の味わいを堪能するのに繋がっているような印象。誠実に、いや高貴に鰻と向き合ってきた証拠というところでしょうか。大変美味しくいただきました、ご馳走様です。 — 赤坂ふきぬき03-3585-3100東京都港区赤坂3-6-11 赤坂富貴貫ビルhttps://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13007890/