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2020.01.10 夜

六本木でピクニック!?スペインからきた体験型レストラン。@ENEKO Tokyo

スペイン料理

六本木・麻布・広尾

10000円〜29999円

★★★★☆

世界屈指の美食の街であるバスク地方からやってきたレストラン『ENEKO Tokyo』。スペインでミシュランのスリースターシェフであるエネコ・アチャ・アスルメンディ(Eneko Atxa Azurmendi)氏による東京進出店。スペインではアスルメンディの名前で展開しておますが、東京ではファーストネームである”ENEKO”を冠した名前で展開しております。三つ星獲得の武器となった最先端のガストロノミーを体験できるレストランになっております。

六本木でピクニック!?

都心では見えづらくなってしまった四季。これを再現するかのように緑豊かな空間で迎え、歩きながら可愛らしいアミューズとの出会いを演出していきます。きっとバスク地方にもこんな素敵な景色が広がっているのでしょう。物理的なテーブルの数は少なくなってしまうぶん、余計に贅沢な印象が強まります。六本木にいながらにしてバスクの景色と料理が味わえるの、これが”ENEKO”の魅力でございます。
「トマトのタロトレット、ヘーゼルナッツに立てて、サーモンキャビア」
3つのアミューズ。グリーンハウスの中で自然の恵みをいただいていきます。一番のお気に入りはサーモンキャビア、つまりはイクラでございます。薫製にして柑橘と合わせていただきます。これはバスクでは一般的な食べ方なんですって!どんどんスペインの中に引き込まれていきます。

「鰻のブリオッシュ、ビーツのタルタル、カイピリーチャ、海のチャコリ」グリーンハウスを出ると今度はピクニックへ。バスケットを開けると、そこには可愛らしいアミューズ達。ハンバーガーのような鰻料理、春巻きに纏わせたビーツ、ミニトマトに見立てたパッションフルーツのカクテルなど、可愛さと驚きを同居させていきます。やることがお洒落ですなぁ。

体験型の食事コースはダイニングに着いた後も続く。常に仕上げをテーブルで演出し、まるで料理に参加しているような楽しみを与えてくれます。
前菜からいきなりスペシャリテ「有機卵とトリュフ」の出番。スプーンの上にのせた卵黄が登場するが、もちろんこのままでは終わりません。注射器のようなもので卵の黄身を抜き、そのぶんをトリュフ入りの液体で埋める。トリュフの香り、ポルチーニのような味わいが、膜の中で一体化しているので当然のように卵とがっちり握手しております。

他のメニューはざっくりこんな感じ。
前菜「カツオ、オリーブ、ジンジャー、わさび」和食材の鰹に和出汁をチップスなどを合わせる一方で、アンチョビなど日本とスペインのエッセンスを上手に握手させます。

温前菜「カニ、カブ、ムール貝」サイフォンを使った演出。甲殻類やムール貝のスープを蕪のピクルスにしっかり吸わせます。 

温野菜「ホタテ、バター」

魚料理「ヒラメ、ニンニク、エリンギ」しっとりと柔らかい仕上げ。ここにニンニクでパンチ力を。隣のグルグルしたのはエリンギで、カットから手作業で仕上げたそう。肉の出汁に漬け込んでおり、ソース的な役割も果たします。

肉料理「仔羊、ぶどう、羊のミルク」低温で12時間の火入れ。香りがちょっと強すぎて仔羊好きじゃないと少し厳しいかも。

デザート「イチジク」

プチフール「バジルとヨーグルトのロリロップ、バラのゼリー、柿のマカロン、柚子のボンボン、コーヒーのマシュマロ」

ENEKO Tokyo
050-5596-7295
東京都港区西麻布3-16-28 TOKI-ON 西麻布
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13212953/

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