2020.01.09 夜 ホルモン船に乗船!たくさんの宝物を発見!@ホルモン船 ホールちゃん 焼肉・肉料理 新宿・代々木・大久保 10000円〜29999円 ★★★★☆ 「うちに冷蔵庫はないよ」その日提供するものしか仕入れない、これが大久保にある韓国料理屋『ホルモン船 ホールちゃん』流。つまり、冷凍庫はおろか冷蔵庫さえも存在しないのです。裏通りの住宅街にある店は1日4組限定で、コース料理のみで勝負できるからこそのスタイルです。各業界の著名人達がこぞって通うというレストランを預かるのは鄭壽福氏。強烈なキャラクターに負けぬ強烈なコースを作り上げております。笑 屋号にもあるようにホルモンや韓国の伝統料理が楽しめますが、一番の名物は「ケジャン」、そう蟹料理でございます。 まずはカンジャンケジャン。新鮮な生の渡り蟹を醤油ダレに漬け込んだもの。蟹やタレはもちろん内子の部分の甘さがたまりません。巷でこいつが”ご飯泥棒”と呼ばれている理由がよくわかります。そんな言葉を証明するかのように登場するのが蟹炒飯。しっとりした米にイクラと雲丹を重ねた一品。しっとり感の正体は蟹出汁で、これだけで手にもつスプーンが止まることがありません。しかも、これを韓国海苔に乗せて食べれば塩気も満足感を後押しします。イクラや雲丹はフォトジェニックなルックスを作りますが、正直これがなくとも十分に満足感が得られることでしょう。 もちろん肉のエッセンスもどこかしこに。前妻では茗荷や大葉とともに千切りにした白センマイを合わせます。鶏ガラポン酢のような味わいで、前菜として100点の働きをしております。 ハラミのたたき、豚の三段バラ、ハツやちれなどのタレ焼き、そして鍋にと活躍。 実は正月明けでホルモンがほとんどないとのこと、それでもその質を推し量るには十分なラインナップでございました。 そうそう、その鍋には生きたままの蛸を投入するというインパクトのある演出も!肉と蛸って相性がいいんですねぇ。 野菜のセリ、ミント、柚皮などもいい働きをしております。蛸は踊り食いでもいただきました。笑 韓国では一般的な食べ方で、サンナッチというんですって。 店内を見渡すとゴールドに染まったものの存在が目立つ。ホルモン船の上には、金色の宝石にも負けない多くの宝物がありました。ご馳走様です。 その他の料理、メモ。「千葉県産のマッシュルーム」 「牡蠣のチヂミ」 — ホルモン船 ホールちゃん03-3202-8323東京都新宿区大久保2-13-12 クリハラビル1F https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13113717/