噂に違わぬ、金沢で一二を争うラーメン。@麺や　福座

金沢で一二を争うというラーメン店『福座』へ。これで”ふくざ”ではなく”ふくぞ”と読みます。オープンと同時に並んだ人達がすでに２回転目、平日のランチということも考えると、噂に違わぬ人気の高さが伝わります。もともと京都で営業していた「福三」が移転オープンしたんだとか。ちなみに、この流れなら”ふくぞう”と読むと思いきや、”ふくさん”と読んだそうです。笑

「福座ラーメン」
一番人気は屋号を冠したラーメン。その他、煮干や豚そば、季節ごとに新しいラーメンに挑戦するなど精力的にラーメンと向き合います。こんな引き出しの多さは大将の30年にも及ぶ日本料理での修行経験がなす技でしょう。

さて、話を戻してまずはスープを一口。豚骨と豚頭と野菜を一緒に15時間も煮込んだというスープは、濃厚でいて野菜のまろやかさが余韻をスッキリさせる。カエシは京都の名残か、京都と金沢の醤油を含めて4種類の醤油をブレンドしているそう。この影響なのか、旨味が強く味わい深いものになっております。チャーシューだけではなく豚のミンチがある事が肉による食べ応えを底上げもしてくれています。九条ネギが添えられるのもまた京都の名残なのでしょう。もちもちした食感とコシがありながら、スープのとろみが強い一体感を作っております。

季節限定の「牡蠣潮ラーメン」も一口。ラードとニンニクを合わせたという牡蠣の香味油が突き抜ける美味さ。周囲を固めるカラフルな蕪や柚子の風味が様々な表情を作り出しているのがユニーク。もはやラーメンを超えた本格的な日本料理の域といっていいでしょう。

牡蠣がご当地の能登産というのも好感度が高いですね。数量限定のチャーハンおにぎりもセンスが光るもの。味は濃厚で胡椒がバッチリ効いたもので、レタスで巻いているところがポイント。美的センスにも優れた素敵なラーメン店でございました。ご馳走様です！

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麺や　福座
076-243-2930
石川県金沢市有松4-1-1
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