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2019.12.23 昼

長寿の西太后が愛した料理達。@厲家菜 銀座

中華料理

銀座・新橋・有楽町

3000円〜4999円

★★★☆☆

長寿の西太后が愛した料理達。銀座にある中華料理店『厲家菜』。厲家とは、中国三大悪女としてもう有名な西太后の食事の責任者の家系。西太后は平均寿命が40代だった頃に70代まで生きた強者。医療技術も途上だったことを考えると、医食同源という言葉もあるように、きっと長寿の秘密に食事が占めた割合も多いでしょう。そんな女性が喜びそうなアンチエイジングな料理が食べられるのがこちら。彼女の大好きだった翡翠の色を散りばめた店内で、採光の取れた洗練された雰囲気は宮廷の料理を提供するのにふさわしい空間。

ランチコース「出岫」、3800円也。
前菜五品、主菜二品、デザートまでついて、しかも銀座の一等地であることを考えるとリーズナブル。前妻からは、食材の種類が充実度、野菜、魚、肉とバランス良く栄養を摂取していたことが窺えます。毒物を避けるためだったそうですが、好物がバレないように様々な種類のものを少しづつ食べていたそう。こういうことも長寿とリンクしているでしょう。彩りが豊かさからは女性的で華やかな印象も受けます。

前菜五品
「仏教徒の精進料理 人参の炒め物」
「厲家菜の代表作 翡翠豆腐」
「海老の錦糸玉子巻き揚げ 京劇太鼓仕立て」
「初代 厲子嘉考案 牛肉のスパイス焼き」
「清朝宮廷料理番の豚バラ肉の燻製」

海から離れていた北京にあって魚は川魚が贅沢だったんだとか。日本では当時の魚を仕入れが難しいそうで、代わりに鱈を使用しております。揚げ物ながら優しい味わいで、ネギと醤油のほんのりした味わいが特徴です。唐辛子によって味わいにはアクセントをつけております。そして、厲家菜のスペシャリテとされるのが豚肉と白菜の煮込み料理。深みのある味わいの出汁に脂たっぷりの豚バラ肉。ご飯と一緒に提供されるが、これにあう強さも兼ね備えます。

主菜二品
「鱈の揚げ物 厲家秘伝ソース」

「厲家名菜 豚肉と白菜の煮込み」

「胡瓜の漬物」

最後は乳酸発酵させていないヨーグルトが締めます。当時は牛乳はロイヤルファミリーだけが口にできる贅沢品だったんだとか。宮廷の一員になった気持ちで食事をお楽しみください。ご馳走様でした。

甜点
「厲家佳品天味 ヨーグルト」

厲家菜 銀座
050-5593-4875
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 9F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13196687/

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