2019.12.14 夜 京料理にユニークネスを足す。@なる屋 日本料理 京都市 10000円〜29999円 ★★★★☆ 京都が誇る名店「瓢亭」や「和久傳」で修行し、ニューヨークでも腕を振るった上嶋氏。日本に帰国して開業した『なる屋』でもミシュランの星を獲得するなど経験と実績は申し分ありません。日本語と英語が併記された看板はシンプルでありつつ、品の良さを感じさせます。このまま海外の店舗でもおかしくない印象。ニューヨークでの仕事の名残があるのかもしれません。 料理については全体的にオーソドックスな京料理のように見える。だが、あまり馴染みのない食材にも積極的に挑戦し、ユニークな組み合わせで馴染み食材の違った魅力を見せてくれたりも。例えば、胡麻のクリームと合わせた野菜たち。アピオスなどの海外の素材を使うのも面白いが、宇宙芋なる初めましての食材も。確かに隕石なんかを想起させるビジュアルで、空中に成っている姿が由来なのだそう。味わい的にはむかごのような雰囲気。 組み合わせといえば、白甘鯛と千枚漬けの相性が秀逸。脂と酸味がお互いを高め合うように握手しております。 もちろん、京都らしい料理も並び、白味噌仕立ての炊き合わせや旬のシンプルな蟹料理などの伝統的な料理も楽しませてくれました。 料理のラインナップはこちら。「雲子と岩茸の卵蒸し」菊芋の餡とともに。 「赤蒟蒻、宇宙芋、アピオス」 「白甘鯛と千枚漬け、河豚の生揚げ」 「津居山蟹」間人カニに並ぶブランド蟹の1つ。 「すり流し」蕪のすり流し。焼き白子と青菜と、あやめ雪蕪、柚子の風味 「公魚とマトウダイの唐墨掛け」 「炊き合わせ」利久麩、金時人参、聖護院大根、九条葱、白味噌仕立てで 「氷魚ご飯」4、5日前に解禁! 「甘味」蜜柑、紅マドンナ、ジャンボキウイ、栗と粒餡の最中 — なる屋075-252-1199京都府京都市中京区堺町通錦小路上ル539https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26024247/