コスパ抜群の隠れ家中華料理！@美齢

西陣の路地裏、京町家が立ち並ぶ細い道にある中華料理店『美鈴』。暖簾にも”隠れ家中華料理”と書かれるが、まさにこれにふさわしい立地にございます。前菜、スープ、揚げ物、メイン、ご飯、デザートで1200円というランチはかなりリーズナブル。金額からは街場の中華を想像させますが、料理は素材の味を活かして丁寧に作られたものばかり。隠れ家は同義語で”穴場”ともいうが、まさにそんな感じですかね。

コースではなくアラカルトで、これが食いしん坊の性。笑

せっかくのコスパ抜群のランチのご提案も、いろいろ食べたいという欲求に勝てず。点心からは「春巻」と「焼売」がノミネート。前者は熱々でとろとろの餡が包まれており、旨味が口の中にじんわりと広がっていきます。コントラストのあるパリパリの皮もいい。

後者は黄色い印象的なビジュアルで柔らかいワンタンの皮で包まれます。肉がしっかりと詰まっており、それに比例するようにジューシーな仕上がりになっております。

主役級は「海老のチリソース」「石焼麻婆豆腐」「本日のチャーハン」の三部作。海老チリは辛さは控えめながら、そのぶんコクのしっかりと感じられます。大ぶりの海老の風味も残し、バランスのいい一品になっております。

麻婆豆腐も同じように辛さは控えめで、そのぶん絹ごしのツルッとした豆腐が主役になっております。辛さが足りないという人には中国山椒の用意があるので自分で調整してみてください。石焼の利点として最後まで熱々で食べれるというだけでなく、葱の焦げたような風味がいいアクセントになっておりました。

締めになったチャーハンは、アサリとレタスのチャーハン。米粒はさすがのパラパラ具合、その中にあるしっとり感からあさり出汁の旨味もきっちり感じられます。これまでの料理から想像された通り、レタスのシャキシャキ感がしっかり残っているのも嬉しい。いくらでも食べれる種のチャーハンでございます。

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美齢
075-441-7597
京都府京都市上京区黒門通元誓願寺上ル寺今町511
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