ミシュランの２つ星。町屋で食べる北陸懐石。＠町家懐石　六花

ミシュランの２つ星を獲得する日本料理の『六花』へ。町屋懐石と称する通り、築100年を超える町屋を改装したお店。茶室を思わせるような躙口に趣を感じます。「六花」とは雪の別名で、六角形の雪の結晶がまるで花が咲いているかのように見えるのが由来。降雪のある金沢らしい素敵なネーミングですね。実力は折り紙付きで、京都の名店で修行を重ね、前述の通り格式のある星を獲得しております。

ズワイガニの解禁の直前だが、それを除いても金沢の旬の素材がカウンターを賑やかに。加賀野菜の伝助大根に能登産の松茸、これに幻の魚とも呼ばれる希少価値の高いアラを加えたお椀が登場。

強めに引いた出汁だが、これに負けぬ存在感をアラが発揮します。あくまで香りづけとして松茸もしっかり活躍しております。八寸においても能登豚を提供。すっきりした味わいなので、玉ねぎのソースで補完しております。

その他、いくらにとろろ、毛蟹にかぶらおろしと合わせます。ズワイガニのイメージが強いですが、毛蟹も捕れるんですね！

最後の食事は鰆と紫蘇のご飯。これはお見事！鰆の旨味と紫蘇のアクセントがばっちり握手をしております。お土産にしてもらえないのが残念すぎる、、、こういう時代だから仕方ありませんね。兎にも角にも北陸の食材を堪能できる良店。ご馳走様でした。

その他のラインナップ。コースは12000円とリーズナブルな価格設定になっております。
「くるみ豆腐」

「刺身（ボタンエビ、マハタ、アオリイカ、カジキ）」５匹分という味噌が酒にぴったり！

「カマスの塩焼き」ネギ餡で

「南瓜のすり流し」石川県が誇るシバタケ、銀杏、穴子などを楽しめる逸品。

—

町家懐石　六花
076-221-6166
石川県金沢市六枚町2-7
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17007329/