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2019.09.29 夜

ストップするまでどこまでも!@龍口酒家 本店

中華料理

京王・小田急沿線

5000円〜9999円

★★★★☆

幡ヶ谷の駅直結の中華料理店『龍口酒家(ロンコウチュウチャ)』。こちらではシェフの「おまかせ料理」というスタイルで料理で提供してまいります。通常、おまかせといえばアラカルトの対極であるコース料理をイメージしますが、串揚げや焼鳥店でみるようなストップをかけるまで料理を提供し続けます。1つ1つのポーションが小さい串料理なら理解できるが、味付けもボリュームもしっかりした中華料理ではとても珍しいスタイルですね。それを実現できるのは、中華料理とは思えぬ油分の少ない「軽さ」が秘密。

そんな料理を1つ1つご紹介していきましょう。

「前菜の盛り合わせ」霧島豚の豚チャーシュー、クラゲ、菊の酢漬け、トマトの酢漬け。スパイスや八角などで味にエッジを作りながらも優しい味わいばかり。名刺代わりにふさわしい一品から始まります。

「黄韮とベーコン」こちらもシンプルながらベーコンの脂がいいアクセントに。品が良すぎないのが帰っていい。ベーコンの作り出す塩味が黄韮の甘味を引き出しております。

「鱸の黒酢炒め」生姜や鷹の爪とともに餡が、白身魚の淡白さを上手に補完しております。

「鱶鰭と鼈のえんぺら煮込み」ユニークは組み合わせ。一緒に煮込まれた海老の卵が細かい粒子となって隅々まで味付けに参加しております。

「大海老のチリソース」素材の味や食感をきっちり残す上品な味わい。辛さも適度に担保され、胡麻などは香りづけの役割を担います。香ばしさや甘み、それにネギやチリの辛味の刺激が重なり合って口の中に飛び込んできます。

「蝦夷鹿のカシューナッツ揚げ」刺身でも食べられそうなほど新鮮な蝦夷鹿。しっとりと柔らかく揚げられた食感がそれを感じさせます。脂身が少なめの鹿肉だが、カシューナッツの衣や刺激となる山椒がきっちりと補完しております。

「金時草と干し海老の炒め」低温で油にくぐらせたのか、やはり油分の軽さが際立つ。その副産物として金時草や干し海老の風味を全面に感じることができます。

「白魚の卵炒め」青森産の初物の白魚。卵も白魚もみんなふわふわ!!ネギのシャキシャキ感だけが音とたてて主張しています。

「煮豚」ボリューミーな一品でダウン。後は共通の締め料理を待つばかり。

みなさん、平均で7〜10品程度も頂くそうですよ。ミトミえもんは平均的な胃袋のようです。おまかせ料理の締めだけは共通で、「炒飯」と「里麺」が用意されております。両方頼んだミトミえもんの食い意地はやはり平均以上かもしれません。笑 

パラパラの炒飯も素晴らしいですが、クロレラを練り込んだ緑色の麺が美味。ツルッとした口当たりに、胡麻油の風味がいっぱいになったはずの食欲を蘇らせます。もっともっとシェフの引き出しを覗きたいところですが今回はここまで。ご馳走様でした!

龍口酒家 本店
050-5869-0597
東京都渋谷区幡ケ谷1-3-1 幡ヶ谷ゴールデンセンター B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131807/13004350/

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