2019.08.04 夜 ここは肉好きの天国だ!@ヒロ ナゴヤ 焼肉・肉料理 名古屋市 50000円〜 ★★★★☆ 「美味しそう!」シェフ自らが肉を焼きながら呟きます。笑 こういう店には期待できるってもの。だって、誰よりも肉を愛しているのが伝わってくるじゃありませんか。そんな肉に対する愛情が溢れ出すのは名古屋城近くにある焼肉店『ヒロナゴヤ』。マンションの二階にあって看板も控えめと見つけるのに苦労したが、本当の苦労は予約をゲットすること。紹介制の上に会員制と一見さんにとっては絶望的な仕組みになっております。今回は常連さんのご好意で初訪問でございます。 もちろんスターターを務めるのも「肉」。ほとんどの肉を地元の知多牛が担当するが、最初のタン刺しのみブラックアンガス牛が使われる。シェフがアメリカ留学中に肉にはまったらしいが、もしかしたらその原体験を共有してくれているのかもしれません。滑らかな食感に脂が溶けていくよう。そしてこの脂と握手するのがキャビアの塩気。これでもかという盛りで、キャビアの塩気がヒロ版の「タン塩」を完成させております。 続く前菜ももちろん肉。噂の知多牛をユッケ風にしてサラダ仕立てで提供してくれます。てっきり牛肉だけかと思いきや、ラム肉なんかの出番も。リブの部位は、ぶりぶりな食感にジューシーさに驚くこと間違いなし。肉の引き出しは牛一辺倒では無いようです。 愛知の牛肉たちも、黒タン、ハラミ、テートと続く。共通点は、まずそのボリューム。肉好きにとっては間違いなく天国といっていいでしょう。 また、超絶の柔らかさに、味のバリエーションなどの工夫にも余念が無い。 シャトーブリアンの隣の部位であるテートなどは、醤油ベースで大葉と楽しませてくれました。 クライマックスは、もちろん王様のシャトーブリアン!!まさかの海苔巻きにて登場です。名古屋らしく自家製の味噌で味付け、大量のネギは爽やかな印象を作ります。 締めのカレーはテールスープをベースにしており、最後まで肉で文脈を作り上げております。ちなみに、シェフは大学の頃の専攻は文学だったそう。どおりで肉の物語の作り方がお上手だったわけだ。 — ヒロ ナゴヤ052-938-3062愛知県名古屋市西区樋の口町2-17 シャトー西の丸 2Fhttps://tabelog.com/aichi/A2301/A230109/23059055/