2019.06.30 夜 和を尊ぶフレンチレストラン!@レストラン リューズ フレンチ 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★★☆ 六本木はミッドタウンの裏通り、地下とは思えぬ開放感のあるフレンチ『レストラン リューズ』が今回の目的地。2015年以来ミシュランの2つ星獲得を続けるフレンチで、ジュエル・ロブションの系列店でシェフも務めた本格派。本場でも修行した経歴を持つが、彼の料理には「和」のエッセンスが随所に見られます。和の食材を使ったスペシャリテ、そして美味しさを引き出すために和包丁を使いこなす。素材を尊重して過度な味付けを施さないのも日本料理との共通点か。 その象徴ともいえるのが夏のスペシャリテの鮎。日本を代表する食材は、頭から尻尾まで鮎の全てが一皿に込められます。頭は出汁に、骨はパリパリに香ばしく、肝の苦味はソースにと活躍。さらに、蓼と胡瓜のソースが爽やかさを追加。宮崎名物の冷汁に近い印象です。 ブルーオマールの料理では味噌と出汁を組み合わせるというユニークなもの。 もう1つユニークだったのが「ホワイトアスパラガスのババロア」。まず盛り付けの美しさにやられます。修行先であるロブションの「キャビア アンぺリアル」を想起させますね。野菜の出汁で作ったジュレ、ホワイトアスパラのスライス、たっぷりの紅ズワイ蟹のほぐし身、キャビアなどで構成されます。点々になっているソースは、パセリオイル、オマールの出汁、オマールのオイル。組み合わせの妙もまたロブション譲り!高級食材を多用しつつも単純な足し算ではなく、きっちりホワイトアスパラが味の主役を務めているのは好感度高い。 六本木にあって落ち着いた雰囲気。デートなどの大切な日に訪問するにはぴったりですよ!!料理に日本のエッセンスが散りばめられるフレンチとともに、素敵なディナーをお楽しみください。 その他、料理のメモ。 「アミューズ」 「グリーンピースのスープ」ミントクリームとともに。 「フォアグラ」リバーブのジュレとともに。 「サーロイン」牛肉の出汁をソースに。 — レストラン リューズ050-5868-6657東京都港区六本木4-2-35 アーバンスタイル六本木 B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13122126/