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2019.06.14 朝

こいつは只のチャーシューメンではありません!!@北大塚ラーメン

ラーメン・つけめん

大塚・巣鴨・駒込・赤羽

1000円〜2999円

★★★☆☆

こんな個性的なチャーシューメンは食べた事がない。北大塚にある、その名も『北大塚ラーメン』。ネーミングはこれ以上ないほどシンプルなものだが、ラーメン自体はとても個性的なもの。

早速ですが、このシルエットをご覧ください。一面に敷き詰められたチャーシューは、まるで中世ヨーロッパの石畳のようであり、まるで戦国時代の天守閣の石垣のよう。不揃いでありながら、下に隠れる麺の存在の一切を隠しております。

これだけでも個性的ではあるが、チャーシューを敷き詰めたラーメンは実はそう珍しいものではない。スープはいわゆる辛口の醤油スープだが、いわゆるコクというニュアンスはほとんど存在しない。日本のスープにはない方向性で、アジアの海外のスープを飲んでいるような錯覚に陥る。カウンターの向こうで腕をふるうご夫婦がモンゴルの出身ということも無関係ではないだろう。話を戻すと、コクを作り出すのはこのチャーシューの仕事。トロトロと溶け出した脂が動物性の風味を加えてスープを完成させている。

チャーシュー自体も見た目と違って不思議とあっさりとした味わい。キリッとしたスープのカエシの効果なのか、しつこさを上手に軽減しております。とろとろと旨味だけを残して舌の上を通り過ぎていきます。チャーシューの石畳に隠れる麺は、やや縮れた中太麺。もっちりした食感の中に、醤油スープと肉厚から溢れ出した脂の風味が感じられます。一体感もありつつ存在感もある、そんな麺に仕上がってますね。

チャーシューが多すぎる!という人は、普通のラーメンもあるから安心して。逆にもっと食べたい!という人は、ライスを追加して自家製チャーシュー丼を作ってみるのもいいかも。メニューには激辛という選択肢がありますが、そこまでの辛さではなくアクセント程度なので安心してください。ぜひ、個性的なチャーシューメンをお楽しみに!

北大塚ラーメン
東京都豊島区北大塚1-14-1
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13113229/

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