2019.06.06 夜 Mr.華やか!!辻シェフのモダンな料理達の宴。@Convivio イタリアン・ピザ 原宿・表参道・青山 10000円〜29999円 ★★★★☆ 千駄ヶ谷にある隠れ家のようなイタリアン『Convivio(コンヴィヴィオ)』。本場イタリアでも修行した辻大輔シェフが主催するレストラン。屋号には”饗宴”なんて意味があるそうですが、派手さよりもシックで洗練された雰囲気。落ち着いたデートなんかにぴったりな空気感でございます。ちなみに、隠れ家すぎて入り口がわからずキッチン側から入っていく人が多いので気をつけて。実はミトミえもんもその口です。笑 まずは可愛らしいアミューズ達が迎えてくれる。まるでテーブルの上で料理達の宴が始まったようで、華やかでモダンなアミューズが我々の宴を盛り上げてくれます。 植木鉢から伸びるオリーブやチーズ、ヤングコーンのフリットに生ハムのスライスなど目にも舌のも楽しいものばかり。 料理は涼しげな冷製のガスパチョから。彩りが豊かなことは一見すれば明らかですが、全体を覆う酸味、オリーブオイル、バジルシードなど味わいもとても豊か。 また、この酸味が空腹感をいい感じに刺激してくれます。そのタイミングで登場するのが、スペシャリテの1つであるロゴが刻印された「ハンバーガー」。 サドルバック種の豚肉を揚げたものを挟み込み、タルタルソースが味をひっぱります。豚肉の脂の旨味と、揚げ油の風味がどこかほっとさせます。モダンながらも家庭的、Convivio(コンヴィヴィオ)を象徴する料理といっていいでしょう。 パスタは鮑を使ったもの。肝のソースには塩気がばっちり効いており、イタリアンらしくお酒に誘う装置が用意されております。しっとりした鮑の火入れからは、丁寧なアプローチもうかがいしれます。 魚のメインはのどぐろ、肉のメインはトモサンカクを使ったもの。前者はベルモットのソースで素材の脂と調和を図り、後者は炭の香りやトリュフな厚みを作っております。 トスカーナで修行したというだけあって肉の扱いも得意なようです。 リゾットが宴の終わりの合図。野菜をふんだんに使ったリゾットだが、バスクの唐辛子をまぶすことで、味わいと色彩にアクセントを作っております。最後まで華やかさを失わぬ素敵なコースでございました。 — Convivio050-5570-4441東京都渋谷区千駄ヶ谷3-17-12 カミムラビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1309/A130901/13149817/