「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2019.06.02 昼

センス抜群!!全メニュー制覇したい素敵なお蕎麦達。@手打ち蕎麦 銀杏

そば

両国・錦糸町・小岩

3000円〜4999円

★★★★★

江東区にある大島の愛宕神社の境内にある大きな銀杏。初夏の陽光をあびて鮮やかな緑色をつけております。この銀杏の下にあるお蕎麦屋さんが今日の目的地。縁起のいい銀杏に見守られている蕎麦屋の名前はずばり『銀杏』。センスのいいコンクリート打ちっ放しのモダンな店内からもこの銀杏を望むことができます。

センスが良いのは内装だけでない。お店を切り盛りするご夫婦の友人が描いたというメニューが可愛らしい。だが、それは被写体の実力があってこそ。オリジナリティ溢れるメニューをお腹が許す限り、ご紹介させていただきます。まずこの時期にぴったりで看板メニューの1つ「銀涼そば」。まず、このビジュアルをご覧ください。名前の通りの涼しい食材達が綺麗に整列しております。左から、奴葱、茗荷、揚げ餅、千住葱、おかかの順。涼しげな味わいはもちろんだが、揚げ餅の油と食感が強いアクセントを作っております。もちろん油っぽさなどとは無縁で、鰹節の風味や茗荷が後味として爽やかな余韻を残します。 

「淡雪」と銘打ったとろろ蕎麦は想像を超える一品。まるで雪の上に花が咲いたようで可愛らしい。カラフルなお麩がさらにそれを強調しております。とろろの食感も極上のふわふわで、言うなればカプチーノ仕立て。きめ細かい口当たりが出汁と混ざり合い、そばも優しくコーティングして一体感を作ります。スープも出汁がしっかり効いているが、とろろと混ざり合うことですっきりした味わいに。蕎麦自体も喉越しのいいもので、全体的にレベルが高い出来栄えです。

「鴨せいろ」も知っているものとは違う。淡雪と同じようにカラフルな色使いで、絞っているのかというほど柑橘の香りを強く感じます。鴨汁自体は濃厚なのに、味わいはすっきりという矛盾を実現しております。

もうこうなってくると箸が止まらない。この日の銀杏の木の鮮やかさを再現したような「梅時雨」も注文。南高白梅の梅干しを3つも使ったというスープの酸味が食欲を刺激。だが、出汁と合わせることで酸味は品のいいものに。これにあおさを重ねているが、塩気も適度に抑えているのが素晴らしい。暑い季節にはオススメしたい、すっきりさっぱりの一品でございます。

いやぁ、本当に素晴らしいお蕎麦屋さんでした。銀杏は長寿に縁起のいい木といいますが、このお蕎麦屋さんの歴史はずっと続いていくでしょう。

手打ち蕎麦 銀杏
03-3681-9962
東京都江東区大島2-15-3
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13019925/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ