茶屋街でほうじ茶と一休み。@一笑

金沢には３つの茶屋街がございます。その中でも一番大きい「ひがし茶屋街」へやってきました。江戸時代の風情を残した街並みは重要伝統的建造物群に指定され、国内外の観光客の姿が多い。芸妓さん達にお会いしたいところですが、いわゆるお茶屋さんは一見お断りが基本。そういうことならばと、茶屋街でお茶して帰りましょう！

ということでお邪魔したのは『茶房一笑』。こちら献上加賀棒茶で有名という丸八製糸場の直営だそうですよ。棒茶とはいわゆる「ほうじ茶」のことで、茎茶をほうじたもの。ここ石川県発祥昭和天皇に献上したという経緯から「献上加賀棒茶」と名付けられたそうです。風情のある街並みを背景にほうじ茶をいただくなんて贅沢じゃないですか！

実はほうじ茶の香ばしい匂いは得意ではないのですが、こちらの棒茶は風味というか香りが格別。茎茶を焦がさぬように遠赤外線の輻射熱を使って風味を引き出しているんだそうです。複数種類から選べる仕組みなので、ぜひ好みのほうじ茶を見つけてみてください。季節いのお菓子の用意もありますが、余韻との相性がいいですね。今回はフランボワーズと能登オリーブの羊羹でございました。

最後はシャンパングラスで冷たいほうじ茶をサービスでいただきました。名前は「春巡」、その名にふさわしい香りが巡るお茶でございました。フルーティーですっきりした飲み口が最後にふさわしい。昔から守ってきた文化を現代風にオシャレにアレンジする素敵なお店でございました。

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一笑
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