富山県民のソウルフードの代表格！！＠糸庄

富山県民のソウルフードの代表格である『糸庄』へ。代名詞となるメニューは「もつ煮込みうどん」で、大きなコの字にカウンターに座った人達は見事に全員これを注文。

富山県でうどんといえば氷見うどんが有名。讃岐、稲庭、五島、水沢と合わせて”五大うどん”なんて呼んだりしますね。ちなみに、氷見うどんは、元々は糸うどんって呼称だったそうで、屋号にもその名残があるのかもしれません。手延べの柔らかさと手打ちのコシが共存しているのが特徴です。

話をもつ煮込みに戻しましょう。カウンターからのぞく鍋は寒い季節にぴったり。グツグツ感と湯気がシズル感マックスのシルエットを作り出します。スープは白味噌の煮込みといった感じ。ニンニクの風味もガツンと効いていて、熱々かつピリ辛というインパクトの強いもの。もちろんモツの旨味もしっかりと溶け出しております。

これだけ強さのあるスープに対抗するのが氷見うどん。つるっとしたというか滑らかな食感が心地よく、それでいてしっかりしたもちっとしたコシも感じられます。存在感のあるモツやスープにふさわしいうどんです。後半はお焦げ的な要素も加わり、これがいい味の変化をもたらします。

具材はもつに加えて、ネギ、かまぼこ、エノキ、海老天などが構成。モツは下処理がしっかりで癖はない。何より量が多すぎて驚きます。笑　だから、モツの相手はうどんだけでは務まらないので、ここにご飯もセットで注文するのが富山流です。さらに卵も入れるべしとの事ですが、これは後で知ったので残念無念。

ちなみに、平日は大行列ができるので、待つのが嫌いな人は閉店間際を狙っての訪問がオススメ。この日もばっちり並びなしでもつ煮込みうどんにありつくことができました。その代わり、締めにはボリューミーすぎるのでお気をつけください。笑

—

糸庄
076-425-5581
富山県富山市太郎丸本町1-7-6
https://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16000661/