2019.02.18 夜 中華の名店出身のシェフの料理が絶品だった!@ミモザ 中華料理 原宿・表参道・青山 10000円〜29999円 ★★★★★ 表参道の路地裏、スタイリッシュな街に似合う中華料理店が存在する。名前は『ミモザ(Mimoza)』、入り口は少々わかりづらいが、かえってこれが特別感を作ってくれます。シェフは数多くの料理人を輩出する新宿の名店「シェフス」のご出身。上海料理をベースにしたシンプルな料理が特徴だがそのコンセプトを引き継ぎつつ、そこにオリジナリティーも加えております。 料理はコースでもアラカルトでも対応してくれます。アラカルトで頼みたい皆さんのために、特にオススメの料理をご紹介させていただきます。まず、絶対外してはいけないのは「蝦の香り蒸し」。其の名の通り香り豊かな一品で、修行したシェフスのスペシャリテでもあります。海老にネギを詰めて蒸したもので、出汁と合わせて抜群の海老料理。さらに、蝦(海老)のエキスを和えた米がもう絶品。中国でこういう文化があるのかは知らないが、日本人なら必ず喜ぶ提供方法ですよね。 個人的に大好きなのはこの「大根パイ包み」。パイの中に包まれる大根は、細かくカットされているので驚くほど柔らかい。そこには金華ハムの旨味をしっかり染み込んでいるので全身が旨味もかたまりです。一方で、大根が動物性のこってり感を上手に軽減しております。 若手料理人らしい挑戦的なメニューも。紹興酒漬けと聞けば一般的には海老や上海蟹を想像しますが、ミモザではそれをフォアグラでやってのける。臭みなどをとる意味でも理にかなっているし、何よりも普通に美味しい。お酒もがしがし進んでいきます。 さらには、日本の食材にも積極的。湯葉を醤油で味付けした揚げ物なども提供してくれます。中華を根底にしつつ、それ以外の食材を積極的に取り入れているのがとてもユニークです。 もちろん、焼豚や酢豚などの中華料理なども魅力的に仕上げております。 一方でトマトや卵といったシンプルな食材もたちまち絶品料理に。甘めな味付けではあるが、トマトの酸味がいい対比をなしております。そこに、卵の食感や全体につけられた薫香が一体感を作っております。厨房が見える席なら、薫香をつける瞬間の火柱にも注目です。 締めは麺が担当。シンプルすぎるアウトプットは、ミモザの料理の締めにふさわしい一品です。ぜひ、スープから香る出汁の風味をお楽しみ下さい。ご馳走様でした。 — ミモザ03-6804-6885東京都港区南青山3-10-40 フィオラ南青山ビル 2Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13197047/