2019.02.08 夜 いやぁ、恐れ入りました!!@鮨 おおが 寿司 堺・泉南 10000円〜29999円 ★★★★★ 若手の活躍が目覚ましい。今回紹介するのは大阪の堺にある鮨店『鮨おおが』。まだ30代前半の若い大将のお店は、オープンから半年あまりだが、すでに予約困難店に仲間入り。その理由をまずは経歴に求めてみましょう。お店の向かいにある堺の名店「弥助」で修行、その後長く日本料理店に成長を求めたそう。ちなみに、大将は弥助の4代目にあたり、いわゆる生まれながらのサラブレッドというやつだ。 だが、彼が七光りではない事はすぐに確信できる。最初に驚いたのは魯山人のお猪口の登場。同じく大阪にある日本料理の名店「本湖月」では魯山人のビールジョッキでいただいたが、お猪口をいただいたのは初体験。鮨屋においては付け台が基本なので、器の活躍の場は少ないと思っていたが、お猪口という視点は非常にユニーク。米が主役の鮨屋で、米のお酒を主役にするのは筋がきっちり通っております。 そして、彼の凄さはその素材でも感じ取れる。若手だったり、大阪だったりと仕入れには不利な要素だと思うが、鮪の卸は日本最高級とされる「やま幸」が担う。これだけの人間に見込まれたという事実だけでも素晴らしい。 この日は6種類もの鮪を堪能させていただきました。血合いぎしや背トロに始まり、中とろや大トロに寝かせた鮪に手巻きまで。 これだけの鮪を大阪で食べたのは確実に記憶がございません。 だが、ミトミえもんが思う最大の魅力はシャリ。赤酢で硬めに炊かれているものの、口の中で自然とほどけるような印象。そして、通りすぎていく過程でシャリの甘みをしっかり確認できます。聞けば、なんと米粒の大きさまで統一しているのだとか。いい意味で完全に変態です、大賀さん。笑 個性的でありつつ汎用性が高く、鮪以外のネタとも非常に相性がいいのも素晴らしい。恐れ入りました。つまみはこちら。 「河豚白子」 「平目」 「北寄貝」 「メジマグロ」 「メヌケの酒蒸し」 「ノドグロ」 握りはこちら。 「墨烏賊」 「カスゴ」 「金目鯛」 「シメサバ」 「赤貝」 「貝柱の軍艦」 「小肌」 「雲丹」 「穴子」 「玉子」 — 鮨 おおが072-221-1818大阪府堺市堺区大町東1-2-7https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27104114/