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2019.02.04 夜

あのヴァリアンテが仕掛ける新たな展開!!@5/4

イタリアン・ピザ

町田・稲城・多摩

5000円〜9999円

★★★★★

向ヶ丘遊園のイタリアン「ヴァリアンテ」。1日一組というハードルの高さも手伝い、その予約が難しいことでも有名です。これに嘆いていたミトミえもんの声が届いたのか、シェフの料理を気軽に楽しむことができるカジュアルラインのレストラン『5/4』を新たに開業。ヴァリアンテがリストランテなら、5/4ははオステリアといったところ。気取らない居心地のいい空間で、シェフご自身も「作りたいものを作る」という自由なスタンスでカウンターに立っております。

こちらでは、カウンター席でそのシェフとの語らいも楽しんでほしい。店の最大の魅力は間違いなくシェフなのです。何と言っても、その経歴が非常に面白い。もともとはアパレル業界でデザイナーをしており、その独立は40歳を超えてから。短期間で予約困難店を作り上げ、また新しい展開を仕掛けるとは恐れ入ります。そんなシェフの修業先は様々なレストラン。といっても厨房ではなく、何と食べ歩きによってその造詣を深めていったそうです。特にイタリアンにおける知見の深さには驚くばかりです。

そんな彼の料理はこちら。まずは前菜の盛り合わせからスタート。カラフルな色使いは、さすが元デザイナーなというところか。素材の組み合わせも独創的。色な同じだがトマトではなくイチゴを使ったカプレーゼが面白い。今朝到着したという新鮮なブラッタチーズをたっぷりと味あわせてくれます。

お気に入りはこのフリットミスト。いわゆるイタリア版の天婦羅ですが、様々な魚介が山盛りに重ねられます。日本の天婦羅でも定番の赤メゴチ、メヒカリ、小やりいか、海老、帆立、かます、などなど。一番上の白魚に圧倒されますね。これだけの量ですが、塩加減が絶妙なので、ワインとともに食が進みまくります。笑

イタリアの美しい海を彷彿とさせる魚介料理がまだまだ続きます。オーブン焼きした「車海老」、

たっぷりのケイパーの酸と自身の脂を握手させた「鰆」、

代表的なシチリア料理である太刀魚を使った「ベッカフィーコ」と堪能。間に挟まれたパン粉が太刀魚の圧倒的な旨味を余韻として残します。これ最高!!

パスタは2種。1つはラビオリで、ビーツの甘味に加えて燻製香をつけたリコッタチーズやパンチェッタが閉じ込められます。これはパスタというより、つまみとして機能しますね。

もう1つは、ホタルイカを使ったリングイネ。もうホタルイカの季節なんですね。今年の初ホタルイカはラグーソースでいただきました。

メインはうずら料理で締め。完全にお腹が崩壊寸前です。笑 ちなみに、お店の名前は、動物を解体する際 「4」つに解体し、内臓を「5」番目の部位と呼ぶことが由来。つまり、使われない部位を意味し、無駄なく食材を活かすという意図なんだそうです。そんなコンセプトで提供いただいた料理、こちらもしっかり完食させていただきました。ご馳走様です!

5/4
https://tabelog.com/tokyo/A1326/A132603/13225878/

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