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2018.08.17 夜

創業200年に迫る格式高い老舗鰻店。@中川楼

水戸・笠間

10000円〜29999円

★★★★☆

水戸といえば納豆のイメージが先行しますが、実は水戸には鰻店も少なくない。いまは20店舗ほどを残すのみだが、かつては近隣の川で鰻がとれたときはもっと多くの鰻店が軒を連ねたそうだ。こんな歴史を教えてくれたのは水戸の鰻店『中川楼』。

創業は1822年、もう200年に迫るほどの老舗。水戸の鰻の歴史を知るのにこれ以上ふさわしい店はない。ちなみに、建屋だけは東日本の震災の影響で立て直したそうです。

格式ある老舗らしく料理はコースのみ。せっかく贅沢な座敷に通していただいたので、いちばん贅沢なコース(葵)をいただいていきましょう。前菜、お造り、煮物、白焼、中皿、うざく、揚物、鰻重、肝吸い、香の物、デザートというラインナップ。

もちろん鰻が主役という構成ですが、日本料理のようなコース仕立て。中でもユニークだったのは中皿で提供された牛肉のロースト。これが茨城の常陸牛だそうで、鰻だけではなくオール茨城が楽しめるコースになっております。

鰻は骨やうざくといった形で楽しませてくれますが、やはり主役は白焼きと鰻重ですよね。

白焼はねっとりと脂を感じるもの。鰻重は関東風らしく柔らかく蒸されたもの。こちらも鰻自体の濃厚の脂を保持しつつ、タレがすっきりした食後感を残します。200年近い歴史は伊達じゃない。事実、創業当時からタレは継ぎ足しで作ってきたそうです。

現在6代目の女将がお店を守る料亭のような立派なお店で鰻に舌鼓。水戸で勝負の食事会があるときは是非おすすめしたい、そんなお店でございました。ご馳走様でした。

中川楼
029-231-3318
茨城県水戸市泉町3-5-6
https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8001857/

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