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2018.02.26 夜

心も体も温まる。@麻布十番 ふくだ

日本料理

六本木・麻布・広尾

30000円〜49999円

★★★★★

春が近づいてきましたが、まだまだ寒い日が続きますね。今回やってきたのは日本料理を提供する『麻布十番ふくだ』。1日に6人程度しか予約をとっていないという予約困難店であるが、店の中にはアットホームでくつろぎのある空気感が漂います。この空間を作り出すのは、たった二人でお店を切り盛りしている店主の福田氏とその奥様。常に笑顔を向けてくれる奥様が心をぽかぽかと温めてくださいます。

そして、ご主人は料理で体を温めてくれます。最初に提供していただいた「蝦夷鮑の餡掛け」。その他、原木椎茸や下仁田ネギなどが味に厚みを作っております。優しい出汁をともなったとろみが体をじっくりと温めてくれます。ぽかぽかの定番の生姜もいいアクセントになってます。

続く「かぶらのすり流し」も同じ印象。目の前で鰹節を削り、丁寧にひいた出汁とみぞれ仕立てにしたかぶらががっちり握手しております。柴山産の蟹真薯が主役。本来、真薯とは蟹や魚すり潰したものを指すが、真薯の上には身がそのまま乗せられます。さらに、中には蟹味噌までもしのばせます。素材の良さをいかすという意志を象徴するような料理ですね。

日本料理らしく、季節を切り取る料理も提供されます。冬の食材といえば河豚は外せません!大分産の天然のとらふぐの身はてっさ(刺身)や唐揚げで、白子は絹蒸に、骨や皮はスープの出汁にと河豚を隅々まで堪能。

しかも、てっさは厚めにひくことで味わいをしっかり感じさせてくれるなど、素材の力をしっかり見せてくれます。それでも飽きがこないようあん肝のポン酢などを用意しているのも嬉しい演出ですね。

他の食材でも方向性は変わらない。800gアップの大きなノドグロ(対馬の釣り)は藁で燻して、甘鯛は松笠焼きで、北寄貝(網走産)は炙って、車海老は白味噌仕立てで提供。味付けは全てシンプルなのだが、技術による食感や味にコントラストをつけることで味わい深いものに仕上げております。

繰り返しになりますが、天然素材にこだわりシンプルな味付けが非常に軽い印象です。最近はどこでもお腹いっぱいになりすぎますが、食べながらお腹がすくような不思議な錯覚に陥ります。それを見越してというわけではないでしょうが、なんとご飯は一人一合がノルマ。もちろん冗談で残りはお土産にしてくれますが、ついつい三杯もおかわりしてしまいました。ちなみに具材は、鮎の稚魚である氷魚と木の芽のご飯でした。

家に帰ってお土産のご飯をあけると奥様の素敵な直筆のメッセージが!!本当に素敵なお店ですね。個室もあるので記念日などの大事な時間を過ごすのもいいですが、くつろぎの空間は毎日でも訪ねたい気持ちにさせます。まぁ、行きたくても予約はなかなかとれないのですが、、、笑

麻布十番 ふくだ
03-6453-7256
東京都港区麻布十番3-7-5 マスコビル麻布弐番館 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13174951/

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