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2018.02.03 夜

中華料理における地産地消が可能なのは宮城だけ!?@クロモリ

中華料理

仙台市

10000円〜29999円

★★★★☆

やってきました、今回の仙台ツアーのメインディッシュ!東京にも名前が響き始めた中華料理の『クロモリ』。2月1日にリニューアルほやほやという絶好のタイミングで訪問。シェフの心意気でカウンター6席のみの貸し切りで迎えていただきました。もともとイタリアンの居抜きだったそうで、今回のリニューアルで中華料理の似合うモダンな雰囲気に生まれ変わっております。

シェフを務める黒森さん。東京の広東料理の名店「福臨門」などで修行した実力派。仙台にきたのは地元の縁などではなく、震災の復興支援のためだったそうです。その延長で漁師さんや農家さんとコミュニケーションをとることで自然とルートが開発されていったようです。「情けは人のためならず」という言葉思わず頭に浮かびます。

黒森さんが自信を持っておっしゃるように、中華料理にこれほど合った土地はないかもしれない。気仙沼のフカヒレ、南三陸の鮑、唐桑の牡蠣など中華料理における高級食材が地産地消で提供されます。この事実だけでクロモリのファンになりそうです。

素材を尊重した調理に徹していて、例えばフカヒレでは金華ハムなどで出汁をとることなく、純粋なフカヒレを味を楽しんでもらおうと意識している。塩なども一切使っていないそうだ。

素材の旨みを最後の一滴まで楽しませようと、同じく宮城県産のササニシキと一緒にいただきます。

個人的に一番気に入ったのは鮑。調味料は一切使わないというのにオイスターソースのような香りがあります。これはなんと三陸の牡蠣そのものが使われております。素朴な中に素材の旨みが感じられる、まるで日本料理のようなアプローチですね。

そういえば、椒麻ソースなど味付けに中華のエッセンスを残すが、刺身三陸の海鮮(いしなぎ昆布〆・やりいか・平目昆布〆)を提供する中華も珍しい。

料理は魚介類だけでなく、野菜もお肉もほとんどが宮城県産のもの。地名を記載メニューからも地産地消への自負が伝わってきますね。そうやってただクロモリが地の素材を使うだけでなく、クロモリが仙台の素材自体の価値を高めているといっていいでしょう。黒森さんの描く復興支援こそ本当の支援といっていいのではないでしょうか。

その他、料理メモ。括弧は全て産地名。

斎藤豚(角田) の炭焼き叉焼

毛蟹(石巻)・帆立(唐桑)・大根(色麻)の春巻

上湯小籠包

牡蠣(唐桑)と春雨と仙台(仙台)白菜の煮込み

野田鴨(角田)の黒酢黒胡椒ソース

担々麺

XO醬炒飯

デザート

クロモリ
宮城県仙台市太白区向山2-2-1
https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040105/4017272/

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