2017.11.03 昼 サクッという音が店内に響きわたる!@かつ好 とんかつ・揚げ物 東京・日本橋 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 細いお路地に人形町の古きよき味わいを感じる店『かつ好』。だが、オープンしたのはちょうど一年前の2016年の11月。まだ新しい店だが、ずっとそこにあったかのような落ち着きです。店内も同じような落ち着いた雰囲気で、カウンターからのぞけるご主人の所作だけが店内に響きます。まるで老舗の寿司店や天ぷら店のようです。 注文したのは「ロースかつ」。肉の下ごしらえをしっかりして、卵の一滴も残らぬように粗めのパン粉につける。揚げ始めても余計な衣をとり、丁寧にかつ迅速にとんかつを作られていきます。最近は劇場型の料理店は増えているが、とんかつ店では非常に珍しい。饒舌なわけではないが、最後にとんかつに包丁を入れる音はショーに相応しい。サクッという音が店内に響きます。 「かつ好」はもともと静岡にあったとんかつ店だそうで、静岡産の豚肉を使うところに名残が残っているようだ。脂身の甘さはしっかり感じられる。ロースだけに脂の量は避けられないが、調味料に梅塩を用意するなど中和する工夫も感じます。ピンク色の塩はフォトジェニックだったりもします。 工夫といえば、とんかつの恋人といってもいいカレーがちょっと面白い。寝かせたわけではなく、スッポンのコラーゲンでとろみのある食感を作ってます。ただ、味はちょっと甘さが強さが際立つのは個人的に苦手です。こちらにも、梅塩のようなプラスオンできるスパイス等の工夫があるとさらに嬉しいです。 — かつ好03-6231-0641東京都中央区日本橋人形町3-4-11https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13204633/