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2017.08.26 夜

韓国料理を世界レベルに引き上げた!@ほうば

韓国料理

大阪市

10000円〜29999円

★★★★★

日本初、いや世界初の韓国料理でのミシュラン獲得。誰も成し遂げたことがない快挙はどのようにして生まれたのでしょうか?念願の初訪問となった韓国料理『ほうば』にて、その秘密に迫りたいと思います。下調べなしでの訪問だったので、最初に入居するピカピカのスタイリッシュなビルにびっくり。東京の赤坂などのコリアタウンのイメージが強いのかもしれませんね。

スタイリッシュなのは、もちろんビルだけではありません。韓国料理の定番であるナムルの盛り合わせにいきなりテンションがあがります。15もの種類を少量多品種で提供いただけます。もやしなどの定番の食材もあるが、ナムルとしては初体験の食材が並ぶ。特にクレソンやスナップえんどうなどの西洋野菜もあるのがユニークですね。正直、韓国料理では無駄に皿が多い印象があるが、ほうばの場合は楽しく美味しくいただけます。

ユニークなのは、定番のチヂミもそう。ナムル同様、彩りがあるのが面白い。彩りは旬を表現しています。黄色は、トウモロコシと海老。緑は、インゲン豆とイタヤ貝で作られます。海鮮チヂミに驚きはないが、季節の野菜を加えるだけでこんなにも素敵になるなんて!なんとなくミシュランの秘密が見えてきたような、、、

お客を喜ばせるために、高級食材によるパワープレイも見せてくれます。鮑や松茸の出番です。前者は粥として登場。肝のソースで和えたアルデンテのご飯はリゾットそのもの。実は新井さん、イタリアンでの修行経験があるのだとか。引き出しの多さも感じられます。

そして、大量の松茸は和牛と一緒に鍋の形で登場します。ちなみに、キノコで作ったのは同じ鍋料理が韓国にもあるんですって!これを日本が誇る最高食材の松茸でやってしまうのだから、日本人でも韓国人でも喜ぶことが確実ですね。

でもミトミえもんのテンションが最も上がったのは「骨つきカルビの煮込み」。肉が美味すぎて周りが止めるまで「一生食べれる」と連呼してしまいました。

柔らかくホロホロに煮込まれ、コクのあるピリ辛の味付けがたまりません。この赤いタレを是非売っていただきたい。ご飯がいくらでもお代わりできる。しかも、この釜で炊いたご飯が美味いこと美味いこと。

最後に差し掛かっても韓国の定番料理への工夫が終わらない。〆の「冷麺」のスープがシャーベット状になってます。氷自体に味付けを施すというのが面白いです。これこそ、「冷」麺ってやつです。

アイスクリームもなんとマッコリでできています。韓国料理から逸脱することなく、1つも2つも工夫を施す。その多い引き出しで、新しい韓国料理を提案し続けるのでしょう。大阪にまた通いたい店ができた。

その他の絶品料理。

「鰻」四国産(四万十川か?)、タレのつけ焼きで山椒の香りが芳醇。

「水茄子(泉州)と雲丹(由良)」

ほうば
大阪府大阪市北区堂島浜1-2-1 新ダイビル 2F
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27086464/

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