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2017.08.14 夜

ブーケ・ド・フランスの名物に圧倒された夜。@ブーケ・ド・フランス

フレンチ

六本木・麻布・広尾

10000円〜29999円

★★★★★

六本木のフレンチ『ブーケ・ド・フランス』。フランスの郷土料理と伝統料理を標榜するお店。その「名物」に圧倒されました。名物は何かって?ずばりマダムです!男子を殿、女子を姫と呼ぶナイスなキャラクターはもちろんだが、何よりも料理に対する豊富な知識量に圧倒されてしまいます。グルマンならば必ず有意義な時間が過ごせるはず。

さっそく講義の時間のはじまりはじまり。前菜のパテの原型という「グリニエール ド メドケーヌ」。豚の胃袋に舌、耳、ほほ肉などを詰めて茹で固めたものだそうです。

パテはペースト状のイメージなのですが、もともとは食材を重ねていく料理だったのですね。ボルドーの古い料理だそうで、あまりに手間がかかるため現在はあまり見られないのだとか。クリスマスなどの特別なタイミングでしか提供されないそうです。フランスの皆さん、ここにありますよ!笑

もう1つ冷前菜のご紹介。今度はテリーヌです。夏野菜の茄子、トマト、パプリカなどがテリーヌとして重ねられます。これって確か・・・。そうなんです、もはやラタトゥイユなんですよね。煮込みばりに旨味が抽出された野菜ひとつひとつの存在感がたまりません。フランス料理のエッセンスがいろいろちりばめられます。

本日の優勝は、温前菜「鮎一尾分のコンフィのパイ包み焼き」。

鮎の良さって日本料理でしか引き出せないかと思ってました。パイの中にいる鮎の存在感は一尾とも思えません。まるでパイの中で多くの鮎が泳いでいたのではないかというほどの存在感です。肝などもいいアクセントに。酸味のびしっと効いたオランデーズソースもマヨネーズ的な役割を果たし、いい意味で味に変化を与えてくれます。

気がついたら、前菜の紹介にばかりなってしまいましたね。笑 ちなみに、メインの合鴨は、その出身地である土地でとれた山椒とともにいただきました。これももちろん美味しかったが、フランス料理の伝統は前菜のほうがより濃く楽しむことができました。ブーケ・ド・フランスの名物料理ももちろんだが、やはりマダムの存在に一番圧倒されました夜でした。笑

ブーケ・ド・フランス
03-3497-1488
東京都港区六本木7-10-3 小林ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13002082/

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