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2017.07.01 昼

招福楼の遺伝子は神奈川でも輝く!@日本料理 幸庵

日本料理

鎌倉・湘南

10000円〜29999円

★★★★☆

滋賀の日本料理の名店「招福楼」ではどんな教育が施されるのでしょう?圧倒的な素材力が光る「松川」、銀座への移転後瞬く間に人気店に上り詰めた「銀座しのはら」など招福楼出身の料理人の活躍が光ります。そして今日向かった神奈川県の藤沢にも同じく招福楼出身の料理人がいる。

ミシュラン三つ星にして神奈川県で一番人気とも言われる日本料理『幸庵』のご主人飯嶋氏だ。修業先で学んだのは、料理だけでなく建築、造園、装飾なども。彼が作り出す完成度の高い空間からはその成果が伝わってきます。

特徴的なのは流行りのオープンキッチンではない点。どちらにも魅力があるが、「見せない」という日本的な美学も上質な空間作りの正解の1つだ。その代わりというわけではないが、女将さんや仲居の笑顔が印象に残る。毎月試食会をやってるそうで、料理に関しても自信をもって説明していただけます。

きっちり夏をとらえた料理を写真を交えて1つ1つご紹介。調味料である醤油、八寸のブランド豚、食事で提供された釜揚げしらすなど、神奈川県の要素を取り入れてるのも好感度が高いですね!こういうところに地方に行く意味を感じます。これだから地方遠征はやめられないのです!まぁ、神奈川は近いけどね。

先付「鱧(淡路) 梅酢のジュレ 」
炙った鱧、穂紫蘇、アオサ、青ずいき、梶の葉。器も味付けも涼しげですねぇ。

お椀「鱚の塩焼き サファイア茄子」
人参は短冊のイメージ。もうすぐ七夕ですものね。茄子の甘みが出汁にうつる。酢橘の酸味がバランスをとってます。

向付「石鰈 ダルマイカ」
昆布がしっかりしみた石鰈、ねっとりした食感のダルマイカ。神奈川産の生醤油とチリ醤油が用意されます。チリは素材の味を消してしまうと思いきや、昆布の余韻とうまく融合してくれます。

焼物「太刀魚の松葉焼き」
ふわふわな焼き上がり。もちろん松の葉の香りが染みております。

八寸
詳細は写真に任せますが、盛り付けが美しいですね。印象的だったのは実山椒でつけた「みやじ豚」。このブランド豚は藤沢の希少豚なのだそう。これ丼で食べたいなぁ。季節的には「とうもろこし」が嬉しかったですね。

炊き合わせ「丸茄子の油煮 石川芋」
少し味は濃いけど、セロリが涼しくしてくれます。ちなみに、セロリは赤ちゃんなんですって!

食事「釜揚げしらす とびこ」
藤沢といえば、やっぱりしらすですよね!!下に出汁があって、ざっくり混ぜるとお茶漬けみたいに仕上がります。昆布を麹漬けして味も混ざって、これは絶品な仕上がりです。

菓子「わらび餅 白ワインのゼリー」

日本料理 幸庵
0466-50-6226
神奈川県藤沢市鵠沼花沢町2-8 ルート鵠沼 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140404/14004298/

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