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2017.06.10 夜

いやぁ、これが本物の蛤ってやつですか!@日の出

日本料理

四日市・鈴鹿・亀山

10000円〜29999円

★★★★★

ついに初日の出です!元旦の話じゃありませんよ。三重県は桑名にある、かの有名な蛤料理の名店『日の出』への初訪問が叶いました。お誘いいただけたことに、まずはこの場で感謝申し上げます。ありがとうございました!名古屋駅から反対の電車に乗るという自業自得なトラブルも乗り越え、三重まで乗り込んでまいりました。よし、一生分の蛤を堪能するぞ!!

まずは蛤のお勉強から。
蛤っていろいろ種類があるの知ってました?本日いただいた桑名産の地蛤。正真正銘の蛤ってもはや絶滅危惧種なんですって。近縁種はチョウセンハマグリ。漢字では朝鮮蛤ではなく、汀線蛤と書く(知らなかった、、、)。海岸線って意味で産地として有名な九十九里産、宮崎の日向灘産などはこれ。ちなみに、桑名のものは淡水と海水が混在したところで採れるので、塩分濃度が外洋のものに比べ低いんだそう。貝殻の薄さなども特徴的です。

そうそう旬の話も忘れてはいけない。産卵前の梅雨時が一番身が良いと言われているそうです。つまり、この時期が最上の蛤ってわけ。最高の場所で最高の季節の蛤をいただけるってことですね!さっそくいただいてみましょう。

蛤といえば、「焼き蛤」や「お吸い物」のイメージですよね。日の出が考案したのは「蛤のしゃぶしゃぶ」です。ぶくぶくと特性の出汁の中に入れられた蛤達がいっせいに口を開いていきます。そうなればこっちのもの。豊満なお体が我々の目の前にお披露目されます。

まずは大きさにびっくり。弾力も抜群で、噛んだ瞬間に旨味が口の中で弾けます。何というか味の膨らみが違うんですよね。そして溶けていくような食感が余韻となっていつまでも残ります。牡蠣さん、海のミルクの座を譲り渡していただいてよろしいでしょうか。しかも時間が経つほどに、出汁に蛤の旨味が溶け出していくのだから、この鍋は一生楽しめるって話。一の鍋、二の鍋、三の鍋で味が全然違うんです!

蛤でコースなんてできるの?って思ってた自分を殴ってやりたいです。この後出てきた「焼き蛤」や「蛤天ぷら」あたりは想像できたが、絶品出汁へと昇華した出汁に「葛切り」を入れられた時にはびっくり。

葛が旨味を残さず舌まで連れてきてくれます。豆腐、ねぎ、三つ葉なども出汁の恩恵を充分に受けるが、雑炊やにゅうめんは十二分に蛤のいいところを受け取ります。

最高の場所で最高の季節の蛤と出会ってしまいました。ミトミえもんも「日の出」を迎えたようです!

日の出
0594-22-0657
三重県桑名市川口町19
https://tabelog.com/mie/A2402/A240203/24000026/

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