2017.05.31 昼 「つかんと」を反対から読むと、、、@TIRPSE フレンチ 目黒・白金・五反田 5000円〜9999円 ★★★★☆ 遊び心満載のレストラン『TIRPSE』。彼らの提供するものは、美味しい料理だけでなくワクワクする気持ちもだ。店名自体が機知なんて意味のある「ESPRIT(エスプリ)」のアナグラム。今回はどんな遊び心を披露してくれるのでしょうか? イベントの名前は「つかんと」。反対から読んでみると、、、そうです!今回提供する料理は「とんかつ」です。もちろんTIRPSEのとんかつは単純なとんかつではない。ただ、とんかつの歴史はゆうに100年超え。その姿は誕生からその姿を変えていない。つまり、完成品に近い料理と言っていいでしょう。 だが、やってくれましたよ!!見てください、これが何だかわかりますか? これはずばり「カツ丼」です。もう未来系としか表現できません。とんかつ以外の構成要素は米や卵というのは共通点。だが、米はパルメザンチーズのリゾットに白トリュフで香り付け。卵黄はエスプーマに姿を変えて登場します。いやぁ、面白いですねぇ。 肝心なとんかつにも工夫がある。藁で燻製した香りで豚肉の甘さが際立ちます。キャベツだって昆布出汁でしっとりと仕上げています。ソースには、ブータンノワールやカシスのマスタードなごを用意。とんかつ、キャベツ、ソース、マスタードととんかつを構成する要素を1つずつ上にあげようという努力が垣間見えます。中でも一番面白かったのが中濃ソース。なんと市販品の裏に書いてある材料で作り上げたのだとか。化学調味料なしのこのソース、販売すれば絶対売れます。笑 その他の演出もにくい。脇に置いてある自家製のカレーをかければたちまち「カツカレー」に!「豚汁」もただ一緒に煮込むのではなく、豚骨スープをベースにして手間暇かけて用意している。「とんかつ」を枠をはみ出ることなく遊び切る。これこそが「ESPRIT」ってやつですね! — 1回目の訪問「若いアーティスト達のアウトプット@TIRPSE」https://blog.33inc.jp/2017/03/30/tir TIRPSE東京都港区白金台5-4-7 BARBIZON25 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1316/A131602/13160347/