2017.03.02 夜 伝統の「東洋軒」✖️世界の「NARISAWA」@ 東洋軒 洋食 赤坂・永田町・溜池 5000円〜9999円 ★★★★★ 『東洋軒』の創業は明治22年(1889)まで遡る。以前日曜劇場で「天皇の料理番」ってやってましたよね?佐藤健さんが演じた秋山徳蔵氏が三代目の料理長を務めたという由緒正しき老舗の洋食店だ。 今では本店を東京から三重県の津市へと移転しているが、2014年に東京に復活しております。しかも、強力なパートナーを携えて。パートナーの名前は成澤由浩シェフ。ミシュランや世界のべストレストランを獲得した「NARISAWA」のシェフその人である。かつて天皇の料理番をかかえた老舗が、いま世界でもっとも評価されるシェフと組むなんて期待せずにはいられませんね。 さて、赤坂見附の東洋軒。天井が高く、洗練された空間使いはどこか「NARISAWA」を想起させます。あちら様もまるで高級ホテルのラウンジのような空間ですからね。別席には明らかに海外のVIPと思われる方々が食事をしております。東洋軒とはそういう場所なのですね。 だが、価格は意外とリーズナブル。コースは5800円と7500円が基本。それぞれ前菜、メイン、食事を選びデザートとカフェがつく。違いはメインの数だけ。洋食と聞けば高いかもしれないが、前述の内容から鑑みれば質的にも量的にもリーズナブルといっていいでしょう。 前菜はサラダとスープと迷いなく選びましたが、メインが難しいですねぇ。かなり頭を悩ませます。期待感の高まる「シーザーサラダ」「オニオングラタンスープ」で助走は完璧。いざ、メインをいただいてみましょう。 結局「松坂牛と放牧豚のメンチカツ」「松坂牛100%ハンバーグステーキ」を選択しましたが、牡蠣フライ、ビーフシチュー、ステーキなど、これを選ぶのは酷ってものです。せめて7500円のメイン2つにしてよかったというものです。 まずはメンチカツ。やはり三重に本店を置くだけあって松坂牛なんですね。美しい楕円形のメンチカツにナイフを入れると、肉がびっしり!溢れ出る肉汁という感じではなく、じわっと旨味が滲む肉汁。強い肉の存在感と甘味のある脂。パン粉も細かく軽やかでカリっとした食感を感じます。これは最強のメンチカツかもしれません! 続いてハンバーグ。これはデミグラスソースが必要ないですね。肉の持つ旨味たっぷりの肉汁だけで十分に戦えます。肉の密度も高く満足感も高い。ジューシーで濃厚なのにさっぱりしているというコントラストがたまりません。 食事はやっぱりブラックカレー。東洋軒初代からの伝統の味です。もちろん欧風カレーなのだが、黒の理由は時間をかけて松阪牛と小麦粉、秘伝のスパイスをじっくり炒めたから。肉の旨味が完全に溶け出し、まろやかな味に仕上がる。とろみのついたルゥが舌の上で味覚の中に浸透していく超濃厚な黒カレーです。 — 東洋軒03-5786-0881東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13164394/