都内唯一の専門店。鮟鱇なら「いせ源」！＠いせ源

歴史的建造物が立ち並ぶ神田連雀町。今では名前を改称しているが、情緒あふれる街並みはそれだけで来る価値があります。蕎麦の「まつや」「かんだやぶそば」、鳥すきの「ぼたん」、甘味の「竹むら」など明治から昭和初期にかけて創業した建物が立ち並びます。その中でも最も長い歴史を持つのが『いせ源』。なんと創業は天保元年（１８３０年）まで遡ります。

これだけ長寿で成功をおさめたのはドラッカー顔負けのブランド戦略あってこそ。どじょう屋として創業したが、よせ鍋、牡蠣鍋など拡大路線を採用。だが、四代目のときにこれを捨て一番人気の鮟鱇に特化したそうだ。選択と集中ですね。ブランドを強化する理論を大昔から実践してきたということですね。

しかも鮟鱇に特化したというところが素晴らしい。あん肝などが有名ですが、鮟鱇は食材としてほとんど捨てるところがないのだとか。いせ源では最高の鮟鱇を目一杯楽しめるということですね。効率のいい食材だからこそ、よりよい食材に投資できるというもの。青森県の津軽海峡の活鮟鱇のみを使用しているのだそうです。 

実際に「肝刺し」などはすんごい柔らくて濃厚です。チープな表現だけど、わかってもらえるはず。こいつの濃厚さはいわば日本酒泥棒というところ。そして、「とも和え」にもこの肝が使われます。秘伝のタレで煮込んだ身と濃厚な味噌を合わせるのだから、肝刺し以上に日本酒が進んでしまいますよ。

主役は「 あんこう鍋」。ゼラチン質たっぷりの皮に、濃厚な肝など鮟鱇が持つ能力がすべて鍋の中に集約されます。お姉さま方！コラーゲンたっぷりのゼラチンで肌もプルプルになりますよ。たっぷりの野菜もこの鮟鱇の力が存分に受け取ります。 

 この後に続く「おじや」については説明するまでもないでしょう。卵とネギを投入すれば極上のおじやの出来上がりです。

コースの中には、煮こごり、唐揚げなども。時期が合えば刺身もいただけるそうだ。これだけ鮟鱇に特化した店は他にはないだろう。競合他社との区別を明確にすることがブランド戦略の基本。鮟鱇の指名買いはいせ源一択で決まり！ 

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いせ源
050-5597-5931
東京都千代田区神田須田町1-11-1
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000338/