代々木上原　ヒトテマの料理で心と体を健康に。@ヒトテマ

デザインしないことがデザイン。建築家谷尻誠氏の作品は場所に寄り添い、人に寄り添うデザインだと思う。だから与えられた条件や制約が厳しいものであっても、その中で魅力を引き出す建築物を完成させる。デザインしないことが、彼のデザインなのだ。

さて、本日訪ねたのも谷尻作品のレストラン。奥様の直子さんが店主をつとめる『HITOTEMA（ヒトテマ）』。限られた日数だけ営業する貴重なレストラン。全面のガラス窓の奥はコンクリートの世界観で大きなテーブルもグレーと控えめ。極め付けは暗めの照明ときたものだ。

デザインしないことがデザイン。そうなんです、あくまで主役は料理なのだ。テーブルの上に料理や器が浮かび上がってきます。フードプランナーの直子さんの料理もまた同じ。過度に料理をしないことが料理なんです。まさにヒトテマ加えた料理で、あくまで主役は食材が担う。

しかも野菜中心なのが嬉しい。ローフードやマクロビオティックなどの料理が並ぶ。お袋料理をコンセプトとするだけあって、健康に直結するメニューだ。食を通して体の健康を提供し、お袋料理のような優しい料理は心の健康も提供してくれます。

体と心を幸せにしてくれた料理はこちら。

「季節の果実のスムージー」
みかんとほうれん草とロー蜂蜜と生姜

「生しらすの金柑だれ」
生しらす、絹豆腐、醤油、レモン、金柑

「牡蠣とごぼうの牡蠣醤油炒め」
広島牡蠣、ごぼう、金時人参、牡蠣醤油、広島レモン

「春菊と鶏ささみの和え」
鶏ささみ、塩麹、春菊、バジル

「豚ロールの生姜焼き」
豚薄切り肉、蒟蒻、大葉、生姜、たまり、みりん、黒ごま

「鯵とゆり根のごはん」
長崎真鯵、ゆり根、餅米玄米、雑穀、塩

「大根おでん」
大根、鰹昆布出汁

「りんごのコンポート」
サンふじ自然派ワイン、三温糖、シナモン、カルダモン