紹介制の高級焼鳥店は、あの会社の系列です！@焼鶏しの田

ダイヤモンドダイニング。この系列店には若い頃よくお世話になりました。安価なわりに雰囲気があり、学生時代とは一足違った飲食体験を提供してもらったのを覚えてます。多業態展開なので飲食だけでなくバグースなんかでダーツとかよくやりましたね。

中でもよく通ったのは「今井屋」。秋田県産の雌の比内地鶏を使った焼き鳥で、もしかしたら社会人になって初めて食べた焼き鳥だったかも。この今井屋ブランドの最高峰が『焼鶏しの田』。本日のディナーはこちらでいただきます。

少しだけ背伸びだったのに、目一杯背伸びをしないといけない店も展開してるなんて。かなりゆったりしたカウンターに落ち着いた個室、さらに紹介制という敷居の高さまで設けています。さすが１００業態１００店舗を成し遂げたダイヤモンドダイニング。今度は高級焼鳥業態ということですね。

料理はコースのみ。焼き鳥だけではなく、旬の食材を使った野菜や魚介にスープと幅広く提供される。色とりどりの食材が最初に料理長の篠田氏自ら説明してくれます。

天然のなめこに料理長の地元の青菜などを使った前菜からスタート。 

雑味のない鶏ガラと水だけでとったスープになんとフカヒレを合わせる。面白いアプローチですね。魚介はセコガニの雌。内子と外子たっぷりの雌はやっぱり最高ですよね。 

主役の比内地鶏は「レバー」から。京都産という胡麻油の香りがたまりません。皮を巻きつけた胸肉の「抱き身」は脂が染み渡り、皮にも胸肉にも互いに貢献度が高い。 

タレも抜群に美味いんですよね。黒七味をかけた「皮ごぼう」が忘れられません。 

その他、「ネック」はネギ塩ダレ、「背肝」に山椒、「ねぎま」は葉山葵などを合わせていただきます。鶏そのものだけでなく薬味にも是非注目してみてください。 

希少部位の串も嬉しい。この日は「はつもと」「ホルモン」「へそ」「ちょうちん」などをいただきました。肉の最後はなんと和牛のステーキまで登場するから驚きです。 

サプライズはまだまだ止まらない。石焼で味噌汁を作ったかと思えば、〆の TKGにはなんと青い卵が登場します！ 

南アメリカのアローカナという鶏が生む珍しい卵なんだそうです。手でつまんでも崩れないほどの弾力のある黄身。強い生命力にこちらまで元気になるようです。この卵とミルキークイーンとで合わせるTKG。さすが高級焼鳥業界！！ 

—

焼鶏 しの田
03-5765-5787
東京都港区麻布十番3-6-2 NS麻布十番ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13159349/