
大阪のカレーは一歩先をいく。独特なスパイスカレーはインドカレーとは一味違う進化を遂げているのだ。イベントなども頻繁に開催され、大阪のカレーは1つのカルチャーに成長している。その草分け的な存在といわれるのが幻のカレー店『カシミール』。

幻と呼ばれる由縁はその存在感の強さだけではない。不定期の営業に加え、営業時間もバラバラだったりと中々たどり着けない蜃気楼のような存在なのだ。初挑戦で出張組のミトミえもんが食べれたのはもはや奇跡のようなもの。
参考までにたどり着くまでの道のりを記しておこう。誰かの道標になれば。到着は14時15分。この時点で前客は10人〜15人程度。

席に座ったのは15時5分、カレーが眼前に登場したのは15時35分というタイムスケジュール。
ちなみに、ミトミえもんの後ろ1名まででご飯が終了。1時間以上待ち続けた人たちへの強制終了など、幻という言葉をさらに強調させます。店にたどり着いても安心してはいけない。注文の方法やルールがなかなか難しい。
備忘録のために、これも記録を残しておきたい。
・席には案内があるまで座ってはいけない。
・列で待っているときに厨房をのぞいてはいけない。
・注文は聞かれるまでお願いしてはいけない。
・カレーはテーブルに置かれるまで触れてはいけない。
メニューはチキン、ビーフ、キーマなどに通常メニューに加えて、「ミックス」というのがあります。

こいつが曲者。具だくさんだったり、名物のタマゴがあったりするので頼みたくなりますよね。初めての場合は必ず普通のを勧められます。笑
まずはカレー自体をシンプルに味わってほしいそうだ。ちなみにミックスとはトッピングメニューのようなもので、ベースはいずれかを選ぶのでここが注意ポイントです。また、辛さは調整可能なのだが、一見は50倍などにはできません。(通常が3倍、辛口が5倍らしい)

こんな予習を持って注文したのは、「ミックスB(やや具沢山+タマゴ)」「チキン」「5辛」

ビジュアルは美しいものではない。皿いっぱいの盛り付けなのだ。確かに受け取るのに触れないほうがいい。なんかの拍子にこぼしてしまうだろう。鼻に届くスパイスの香りから潜在能力を推しはかるのは難しくない。美味そうだ。
サラサラのスープ状でスパイスを視認できる。スパイスの構成は複雑すぎて説明が難しいが、手際よく複数スパイスを投入する姿には自信がうかがえる。舌に辛いのではなく、体に辛い。理想的なカレーだ。強い酸味から始まり辛味を通して、旨味がじっくり追いかけてくるような印象だ。
やや具沢山というように茄子やトマトにサツマイモ、水菜にしめじなどが入る。特徴的なのは豆腐でしょうか。豆腐の柔らかい食感とスパイスの相性が何故か抜群にいい。半熟の絶妙な卵もカシミールの名物の1つ。じっくり味わってほしい。
油分を感じさせない食後感も魅力的。一度でカシミールのカレーを語るのはあまりに難しい。また蜃気楼が出現したときには列に並びたい。

余談だが、ご主人の後藤氏は元元EGO-WRAPPIN(エゴラッピン)のメンバーだったのだとか!カシミールとえば、インドとパキスタンの国境沿いのカシミール地方を思い浮かべるが、実はその由来はレッドツェッペリンの曲名からなんだとか。そういえば、カウンターの先には大量のCDが並べられてますね。

3つのフライパンを巧みに操り、スパイスを投入する姿はアーティストそのもの。そう、ここは不定期で行われるカレーのライブ会場だったのだ。

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カシミール
06-6944-8178
大阪府大阪市中央区東高麗橋6-2
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27003694/