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2016.08.25 昼

「築地の移転が下ろした名店の暖簾」@豊ちゃん

洋食

築地・湾岸・お台場

1000円〜2999円

★★☆☆☆

築地の移転問題。都知事の発言で延期の可能性がでてきたが、将来的な移転は間違いないだろう。否定的なニュースが多いが、建物の安全面など良化する部分ももちろんある。

しかし、歴史のある場所がなくなる喪失感も確実にある。基本的には全ての店が豊洲で営業を再開するが、店舗移転先に名前のない店がある。

名前は『豊ちゃん』。もちろん豊洲の「豊」なんかではなく、2代目のご主人である豊秀氏の相性が由来。4代目となる女将が最後を見守った創業から約100年の老舗中の老舗である。

だが、実は「豊ちゃん」はとっくに閉店している。豊洲移転を断固反対した4代目の意志だ。もう経営は変わってしまっているようだが、それでも歴史ある暖簾が下すのは残念だ。経営が変わってから初訪問にして、これが最後の訪問だろう。

名物は「カツ丼」肉厚のカツは相変わらずだが、下処理の問題か多少豚肉の臭いが気になる、、、

衣も同様に厚さがありタレが十分に染み込んでいるので、ある意味その点はクリアできている。ただ、全体的には重たい印象で完食には至らず。

やはり、ここにはもう豊ちゃんの味はないのかもしれない。ただ残念がるごとはありません!高円寺で「あげもんや」という名前でお弟子さんが味を引き継いでるなんて話も。豊洲への移転で築地の老舗が暖簾を下ろしたが、「豊ちゃん」の遺伝子は生き残ったということだ。

豊ちゃん
東京都中央区築地5-2-1 築地市場 1号館
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13002334/

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