静岡って食材の宝庫だって知ってました?日本一高い富士山や日本一深い駿河湾など多様な風土が多彩な食材を育む。この静岡の食材を中心に天ぷらを提供する『成生』静岡ツアー第二弾はいま一番話題の天ぷら屋だ。
四季折々の魚介と野菜で構成するコースは、地元は御前崎の「ハタ」のお造りからスタート。
天ぷら鍋で焼き目をつけるが、その香りが期待感を高めていきます。まずは魚介からご紹介。
「太刀魚」焼津産。大根を多めの天つゆと。天つゆの中でじゅっと音をたてます。
「めごち」いい季節になってきましたね。めごちはやっぱり天ぷらです。
「鱧」三河湾産。
「甘鯛」うろこ揚げ。これは絶品!
「鰆」半生の火入れ。山椒のアクセントがついて絶妙の仕上がり。
「穴子」伊勢若松の穴子。
魚の最後はお造りでいただいた「ハタ」を天ぷらでいただきます。
ホクホク感は味覚だけでなく触覚からも感じさせてくれる。なんで天ぷらがこんなにジューシーなのでしょう!
まるで屋台のように手でいただきます。あちち!
魚介ももちろん絶品なのだが野菜がさらに感動的。勝手に余熱コーナーへと置かれた野菜は天ぷらが「蒸し料理」であることを照明する。
衣の中で時間をかけて次第に最高の料理になるべく蒸されていくのだ。
衣のつけ方を食材ごとに調整していたのはこういうことか!例えば、玉ねぎやじゃがいもは衣を厚めにつけて最高の蒸し環境を作っているのだ。その証拠がこのジャガイモ。切った瞬間に湯気が立ち込めていく。
しつこいですが、こんな屋台があったら行列間違いなしですね。笑
衣が厚めなのが味にもいい影響。皮から感じれる甘さやうらごしたかのような滑らかな食感です。「玉ねぎ」や「水茄子」も同じようにいただきます。
〆の食事はやっぱり天丼。炊きたてのご飯に絶品のかき揚げがのせられる。海老や枝豆に加えて平目なんかがはいってるのが面白い。
成生はやはり素晴らしかった!夏は季節的に食材が豊富なわけではないのに、、、これが、秋や冬になるとどうなってしまうのか!これは季節ごとに通わざるを得ない。
ご主人の経歴と人柄も魅力的。東京農業大学卒でオーストラリアでサーファーとして活躍していたこともあったのだとか。偶然なのか、山と海を制覇したのですね。静岡県そのもののようなお方です。笑
最後に大将に感謝の言葉を。実は本日「ete」の庄司夏子さんサプライズバースデーも計画していたのだがご協力を快諾。おかげでマンゴータルトを意識した黄色い薔薇の花束をプレゼントできました。
夏子さんの誕生日と「成生」と出会えたことが本当にめでたい!!
その他、ご紹介。
「オクラ」静岡産。
「かつお」とれたての生の鰹。モロヘイヤやアスパラガスとともに。
「赤なす」静岡は磐田産。鰹節が超絶うまい。このピンク色の節も焼津産(やまじゅう)だ。
「マンゴーとアイスクリーム」
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てんぷら 成生
静岡県静岡市葵区鷹匠2-5-12 1F
https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22015243/