2016.06.01 昼 のど越しのいい十割蕎麦!?@成冨 そば 築地・湾岸・お台場 1000円 ★★★★☆ 二兎を追うものは一兎をもえず。蕎麦を評価する指標として、「香り」や「のど越し」が挙げられるが、この2つを共存させることは難しい。 十割蕎麦とか二八蕎麦って聞いたことありますよね?蕎麦本来の味や香りを生かすのが「十割蕎麦」。蕎麦粉だけだとつながらないのでのど越しは失いやすい。一方で2割程度うどん粉を混ぜる「二八蕎麦」は、のど越しは作るが蕎麦の香りは失われる。 『成冨』の目指す蕎麦は、のど越しのいい十割蕎麦。そんなことができるのだろうか?日本ハムの大谷投手をみるようなワクワク感がある。蕎麦自体を楽しみたいので冷たい蕎麦から物色。 「穴子天せいろ」(1800円)端正な顔立ち。細く打ち揃えられた蕎麦から丁寧な仕事が伝わる。十割とは思えないのど越しで、口の中では蕎麦の風味が見事に広がる。細打ちがゆえに温度が伝わりやすいことが秘密だろうか。 つけ汁からはほんのり鰹の風味が感じられすっきりした味わい。十割らしい蕎麦の香りを邪魔することはない。相性のいいそばつゆを選択しているようだ。非常にバランスのいいせいろだ。 天ぷらも素材の良さをいかしつつ、さっくりと揚げられる。 ふっくらした穴子にカラリとした食感は、蕎麦同様に技術の高さの証明だろう。ししとう、谷中しょうが、ヤングコーンがラインナップ。ちなみに使用している器は唐津焼。店主の成冨氏のご出身だそうだ。 二兎を追うものしか二兎をえず。のど越しのいい十割蕎麦を堪能させていただきました。 — 手打ち蕎麦 成冨03-5565-0055東京都中央区銀座8-18-6 二葉ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13023064/