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2016.04.11 昼

「美味しいもので私を参らせてください」@キュルノンチュエ

焼肉・肉料理

高山・飛騨・下呂・白川

5000円〜9999円

★★★★☆

「美味しいもので貴方を参らせて何故いけないの?」そんな悩殺的な言葉で責められたら謝るしかありません。いや、どんどん参らせてほしいとマゾヒスティックにさえなってしまいます。

冒頭の言葉の意味を込めた『キュルノンチュエ(curnontue)』ミシュランガイドの初代責任者でもある食通のキュルノンスキー氏の名前をもじった造語。それぞれ分解すると、cur=何故、non=いけないの、tue=降参させる、という意味。そして、「tue」には燻製設備という意味もある掛詞です。

岐阜県高山市の駅前から車で20分弱という道のり。山間ののんびりした光景の中の建物が「キュルノンチュエ」。さっそく距離によって参ってしまいます。この土地はご主人が修行されたフランスに風土が似た土地なのだそう。

ドアを開けた瞬間に鼻腔をくすぐる熟成香。天井には白カビに覆われたソーセージが乾燥のために吊るされております。

この白かびの胞子もフランスから空輸で取り寄せているそうです。

テイクアウトが基本だが、まずは試食をさせてくれます。空気の美味しい山間部で熟成香をかぎながらの試食は格別だ。フランス仕込みのソーセージが堪能できます。

「白かび熟成の乾燥ソーセージ」店内中に広がる香りと同様に熟成味からはコクすら感じる。白かび独特の風味もクセになります。粒胡椒のアクセントもたまらない。

その他5種類のソーセージを試食。
「モンベリアールの乾燥ソーセージ」クミンの香り。
「トゥールーズのソーセージ」
「ミニアイスバイン」
「庭先のハーブ入りソーセージ」
「マジャール風熟成乾燥ソーセージ」ガーリックの風味と唐辛子の辛味

結局お持ち帰りの商品を選ぶときは、あれやこれやと1万円を超えてしまいました。やはり、この店はミトミえもんを困らせます。笑

後日談。フランスパンに挟んでいただいた「コンテチーズ入り燻製加熱ソーセージ」は絶品。

乾燥ソーセージはそのままワインのつまみでいただいたりと汎用性も高い。

美味しいもので貴方を参らせて何故いけないの?川平慈英さんがいたらきっと大きな声で叫ぶでしょう。「いいんです!」

キュルノンチュエ
0577-68-3377
岐阜県高山市清見町牧ヶ洞3154
https://tabelog.com/gifu/A2104/A210401/21000176/

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